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  1. 魚津市議会 2020-09-01
    令和2年9月定例会(第2号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2020年09月10日:令和2年9月定例会(第2号) 本文 (全 401 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開会 ◯議長(石倉 彰君) おはようございます。  ただいま出席議員は定足数であります。  休会前に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────           市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑 2 ◯議長(石倉 彰君) 日程に入ります。  日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。  なお、新型コロナウイルス感染症対策として、当局の出席者は答弁が予定される者としております。また、換気等の時間を取るため、今回、質問時間は50分以内といたします。  6番 林 久嗣君。  〔6番 林 久嗣君 登壇〕 3 ◯6番(林 久嗣君) 皆さん、おはようございます。  9月定例会において、自民党議員会を代表しまして、4点の質問を一括方式にていたします。  先日、健康上の理由で突然の安倍総理辞任発表があり、日本全体はもちろん、世界各国でもその話題が飛び交っているところであります。総理在籍7年8か月の歴代最長記録となり、歴史にその名を残す人になったかと思われます。在任期間中、憲法改正を旗印に経済対策のアベノミクスと精力的に活動された反面、拉致被害者問題ではあまり進展がなく、「モリカケ問題」と「忖度」という言葉も流行語になりました。まだまだ志半ばで、健康上の理由で辞任を決断されたことに対しては、断腸の思いだったと推察いたします。いずれにいたしましても、大変お疲れさまでした。日本全国の自民党員の一人として、日本国民のためにご尽力されたことに深く感謝申し上げます。  さて、社会情勢は地球規模で新型コロナウイルスが猛威を振るい、パンデミック状態が続いております。各国ともその感染症対策、ワクチン開発に躍起になっているところであります。経済的打撃も大きく、内閣府が4月から6月のGDP(国内総生産)の速報値を発表いたしました。このままマイナス成長が続くと、リーマンショック直後の17.8%を大幅に下回る28.1%という、戦後最大の落ち込みとなる言わばコロナショックであります。  我が魚津市においても、村椿市長はじめ職員一同、連日の対策会議で、心労も大変お疲れのこととお察しいたします。  そこで、質問の1点目に、新型コロナウイルス感染症対策補正予算について市長に質問いたします。  新型コロナウイルス感染症対策は、これまで第1弾は4月に専決処分、5月に臨時議会、6月に定例会、7月に臨時議会、8月に全員協議会等で可決され、第5弾も発表されました。これらの内容について、段階ごとに予算額や主な事業名を簡潔にご説明をお願いいたします。
     2点目に、魚津市においても8月5日に感染者が確認されました。その後、県では、8月10日にクラスター認定の店舗名の公表がありました。店舗名を公表することについて、市長の見解をお答え願います。  3点目に、7月臨時議会においての新生児特別定額給付金事業は、令和2年4月28日から12月31日までに生まれた児童となっておりますが、年度末までに生まれる児童にまで拡充していただきたいのですが、市当局の見解をお答え願います。  4点目に、市内の飲食店関係ではコロナ対策の対応に努力されている営業主もいます。コロナ対策を実施している優良店に、市民が一目で分かるような何か表示できるものがあればよいと思いますが、見解をお答え願います。  大項目2点目に、新川文化ホール地内の遊具施設について市長に質問いたします。  まず1点目に、魚津市から県に対して、施設地内に屋内遊具施設建設の要望があります。調査費が1,000万円ということでしたが、この事業の要望内容について簡潔にご説明願います。  2点目に、費用面について質問いたします。  建設費、遊具設置費用は全額県が持つのか、完成後の運営費用、維持管理費用に対して市当局の負担はあるのかお答え願います。  3点目に、子どもの屋内遊具施設建設、設置場所はなぜ新川文化ホール地内なのか。子どもの遊び場という観点からすると水族館周辺施設ミラージュランドが適切と考えますが、見解をお答え願います。  大項目3点目に、公共施設4施設について質問いたします。  まず1点目に、市本庁舎については昭和42年に建設され老朽化が進んでいます。計画では、耐震化は行わず令和11年度までに整備すること、整備場所は原則現在地となっており、民間活力の活用や複合化も検討するとのことですが、現段階における市当局の見解をお答え願います。  2点目に、新川学びの森天神山交流館について質問をいたします。  この施設は、洗足学園魚津短期大学が閉校後、無償で譲り受け、国際交流、生涯学習の推進及び芸術文化の振興を図る目的で開館いたしました。公共施設再編方針では、令和2年度までに廃止となっております。また、指定管理者の契約更新時期をも迎えております。民間譲渡や民間活力を求めて、譲渡価格2億4,000万を提示し募集いたしましたが、希望者がありませんでした。このことに対して、市当局として今後どのように考えているのか、見解をお答え願います。  3点目に、学校統廃合における小学校跡地利用について質問いたします。  市内では、先進的に跡地利用を進め地域で有効利活用されているところもありますが、そのほかの跡地に関して今後どのように考えているのか見解をお答え願います。  4点目に、つくし学園について質問いたします。  この施設は、障害児を通所させ、日常生活における基本動作の指導、集団生活への適応のための訓練を提供するために設置された施設です。老朽化が著しく、建て替えが必要と思います。施設内は壁の崩れなどをガムテープで補修し、職員が努力している姿がありありとうかがえます。  公共施設再編方針では、令和6年に建て替えや再配置の必要性について方針を示すとありますが、市の見解をお答え願います。また、医療的援助を必要とする医療的ケア児を受け入れていますが、医療器具、機材、人材等の医療環境は十分なのでしょうか、お答え願います。最後に、市外からの利用者が増加傾向にあることから、将来的に近隣の市町村と連携して、広域的に利用可能な医療的ケア児も含めた施設の建設を望みますが、市の見解をお答え願います。  次に、第5次総合計画について。  まず1点目に、第5次総合計画が来年施行されるに当たり、本年12月までに基本構想、令和3年3月までに基本計画を策定とありますが、現在の進捗状況についてご説明願います。  2点目に、総合計画は10年間をイメージして目標や方向性を総合的に示したものですが、基本計画は5年ごとの作成です。社会的動向の変化を踏まえ、従前の計画と比較して、特色ある項目や構想に大きく変わった点があればお答え願います。  3点目に、人口減少時代を迎え、推計人口はどのように捉えているのかお答え願います。  最後に、行政目線ではなく、市民目線の分かりやすいものにしてほしいと思いますが、市の見解をお答え願います。  以上で壇上の質問を終わりたいと思います。 4 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 5 ◯市長(村椿 晃君) 自民党議員会を代表されましての林議員のご質問にお答えをいたします。  まず、新型コロナウイルス感染症対策に係る段階ごとの予算額や主な事業についてのお尋ねでございますが、まず4月に、国の補正予算に伴います特別定額給付金子育て世帯臨時特別給付金をはじめ、県との協調による感染症拡大防止協力金など、第1弾となる43億円の補正予算を編成し専決処分を行いました。  5月には臨時議会におきまして、飲食店等に対する感染症拡大防止協力金の上乗せ支援や保証料助成といった金融対策など、市独自での地域経済対策及び市民生活支援として6,800万円の補正予算を計上いたしました。  6月の定例会におきましては、安全・安心な市民生活の確保及び地域経済の回復に向けた取組といたしまして、避難所における感染防止対策や保育所など児童施設における保健衛生環境整備をはじめ、応援チケット付商品券発行事業など約4.2億円の補正予算を計上いたしました。  7月の臨時議会ですが、コロナ禍の影響を受けた弱者や企業等に対する支援及び地域経済対策としまして、新生児を対象とする特別定額給付金の支給をはじめ、小中学校における給食費への支援や1次産業、介護分野及び観光事業など、幅広い業種への支援など約2.7億円の補正予算を計上いたしました。  そして、今議会に提案をしておりますコロナ対策といたしましては、市民生活等への支援及び感染拡大防止に向けた取組といたしまして、上水道基本料金などの減免をはじめ、飲食店等における感染拡大防止対策補助金の拡充や中学生を対象とするインフルエンザ予防接種助成事業など、2.9億円余りの補正予算をご提案しているところでございます。  次に、クラスターが発生したと認定された店舗名を公表することについての市長の見解はどうかということのご質問にお答えをいたします。  魚津市内において店舗名が公表された事例につきましては、ご案内のとおり、県の調査におきまして、同店で数十人の常連客に加えまして不特定多数の利用者がおられたということで、店舗の了解を得た上で、8月10日の県の記者会見におきまして公表に至ったものであります。8月13日には県がクラスター認定をしており、利用者とその関係者、合わせまして市内在住者11名の感染が確認されました。  感染拡大を防止するための店舗名の公表につきましては、国は、クラスターなどが発生し感染経路の追跡が困難な場合には、感染拡大防止の観点から店舗名を公表するという取扱いとされております。県もこれに準じた対応を行ったものと考えております。  感染者が利用した店舗名を公表することは、感染者や濃厚接触者の早期特定につながり、感染の拡大を防止する点で効果があるものと考えられます。一方で、感染者や店舗の関係者が特定しやすくなるため、個人情報の拡散や誹謗中傷につながるリスクも高くなることから、店舗名の公表は慎重を期すべきであるというふうに考えております。  市としましても、今後、万が一同様の事例が発生した場合には、県の発表内容を踏まえまして適切に対応してまいりたいと考えております。  次に、新生児特別定額給付金についてのご質問にお答えをいたします。  新生児特別定額給付金につきましては、4月の一般の方を対象とした特別定額給付金の支給が進むにつれまして、国の基準日である令和2年4月27日以降に生まれてくるお子さんに対しましても、自治体独自に給付対象とするそういった取組が全国的に広がってまいりました。  そこで、本市としましては、他自治体の事例も参考にしながら、7月議会におきまして、令和2年4月28日から12月31日までに生まれた新生児を給付対象とするという形で予算を計上させていただいたところでございます。  その後、県内自治体の状況をいろいろ調べておりますと、ほとんどの自治体が令和2年度末までの新生児を対象とする方向で進んでおるようでございます。こういったことも参考にしながら、本市としましても、この新生児特別定額給付金の対象を拡充することについて前向きに検討をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。  〔産業建設部長 宮野司憲君 登壇〕 7 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 次に、コロナ対策を実施している優良店の表示についてのご質問にお答えいたします。  市内には、コロナ対策の対応に努力されている事業者はたくさんおいでになると思いますが、そのような優良店が一目で分かる表示につきましては、昨日、魚津市が策定いたしました感染症対策のチェックリストを確認され、対策を実施するとご誓約いただいた市内事業所に対しまして、順次対策宣言ステッカーとポスターを配布いたしております。こちらがポスターでございます(実物提示)。こちらがステッカーでございます(実物提示)。飲食店のみならず、このステッカーやポスターが掲示してあるお店などは、感染症対策が取られているお店で安心して入っていただけるというものでございまして、広くPRできるものと思っております。  今後も引き続き、市ホームページへの掲載や感染症拡大防止対策事業費助成金の申請者に案内するなど、ステッカー、ポスターの掲示店の増加につなげてまいりたいと思います。  また、ポスターにつきましては、市民の皆様方や魚津を訪れる方々の目に触れる場所に掲示しますとともに、商工会議所をはじめ関係団体等にもご協力いただき、安心なお店、事業所としての周知に努めてまいりたいと存じます。 8 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 9 ◯市長(村椿 晃君) 次に、新川文化ホール地内に建設される屋内レクリエーション施設整備の要望概要についてのご質問にお答えをいたします。  本年1月30日に、石倉市議会議長さんと共に、新川地域の地域振興の核となる施設といたしまして、県の基幹施設である新川文化ホールの敷地を活用した子どもの屋内型遊び場の整備につきまして知事に要望いたしました。その際、知事からは、令和2年度の予算編成も佳境を迎えているけれども、何らかの見える形でお示しをしたいとの回答をいただきました。その後、2月7日に、同様の内容で、新川圏域の県議会議員、首長、議長で構成いたします新川地域推進協議会からも要望が行われ、2月18日に県の予算発表で調査費として1,000万円が計上されたということでございます。  次に、設置費、維持費等に対する市の負担についてのご質問にお答えをいたします。  現在、県では、新川こども屋内レクリエーション施設の整備に関する検討会を設置され、その施設の機能や規模などについて検討が行われているところでございます。  先般7月に第1回目の検討会が開催され、コンセプトの基本的な方向性などについて話合いが行われました。検討が行われている施設の整備に関しましては、その建設費や遊具設置費用などにつきまして市が費用を負担することは想定されておりません。また、完成後、施設の運営費用や維持費用につきましても、基本的に県が行っていくものと考えておりますけれど、魅力あるよりよい施設となりますよう、施設が所在する市として必要な協力などがあるのであれば、また県のほうと十分に相談をしてしっかり進めていきたいというふうに思っております。  次に、建設場所が新川文化ホール敷地内となっている理由についてのご質問であります。  新川文化ホールは、ご案内のとおり、平成6年10月に開館をいたしまして、今年で25周年を迎えました。この間、市を含め新川地域における文化振興の拠点として、多くの住民の皆様に利用されてきておるわけでございますけれども、人口減少の進行に伴う利用者の減少も一方で懸念をされております。文化振興の機能のみならず、多様な機能にも対応できるような施設機能の拡充が必要ではないだろうかという思いがありました。  また、魚津市としましても、子育て家庭のニーズ調査や市民意識調査の結果におきましては、多くの子育て世代の市民の皆様から、雨天でも子どもたちが利用できる屋内型遊び場の建設を望む声が多くあったということも事実でございます。  そこで、このたびの屋内型レクリエーションの施設は、先ほど申しました新川文化ホールが持つ音楽や芸術文化機能と、屋内型子どもの遊び場が持つ子どもの能力を多面的に引き出す機能、これを連携することで、県内外から利用される先進的で独自性のある施設になることを期待しまして、新川文化ホール地内での整備を要望したものでございます。  この施設ができることで、子育て中のご家庭が利用する既存施設のミラージュランドや水族館など、遊び場の選択肢が増えることにもなります。そして、例えば、県内各地からこれらの施設を目的として、子どもたちの遠足の候補地などにもなり得るというふうに思っておりますので、新たな人の流れが生まれてくるのではないかなというふうなことも期待をしておるわけでございます。  次に、大項目3番目の質問、公共施設に関するご質問のうち、本庁舎建設計画についてのご質問にお答えをいたします。  新庁舎の建設に当たっては、規模や経費及び財源の検討と併せ、民間活力の活用や民間施設との複合化を行った他市町村の事例の研究も必要と考えております。  事例としましては、まず、PFIなど民間資金などを活用したものといたしまして、リース方式を採用した高知県の高浜市庁舎、これは平成28年竣工でございますが、こういった事例が挙げられます。この事例では、事業の効率化やスピード化などが利点として期待できる反面、庁舎の使用期間を想定した長期における負担額を検討した場合、自治体が独自に起債を起こす場合に比べまして、金利分による負担が増加するなどの課題もあるわけでございます。  次に、民間施設との複合化を行った事例といたしましては、平成29年に竣工いたしました奈良県橿原市におきまして、分庁舎の建て替えに合わせて併設した民間宿泊施設等から賃料等の収益を還元する、こういった事例がございます。この事例では、当該民間宿泊施設等の観光振興における拠点化という効果が期待できる反面、観光面や集客面で、民間側に強い立地意欲が必要となるわけでございます。  このように、民間活力の活用などには、長期的な視点に立った負担額の比較検討が必要でありますことや、民間側にも事業への明確な参画メリットが求められるなど、いろいろ課題があります。引き続きこれらの事例をしっかり調査研究しながら、本市の場合どのような手法が効果的なのか考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 10 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 11 ◯教育長(畠山敏一君) 次に、新川学びの森天神山交流館についてのご質問にお答えをいたします。  公共施設再編方針において、新川学びの森天神山交流館は、令和2年度末を目標年度に、現有機能の効率的な運営及び空き施設・敷地の有効活用を図るため、民間への譲渡や民間活力の活用を進めることが明記されております。これを受けまして、本年7月に新川学びの森天神山交流館の利活用に係る事業者の募集を行いましたが、プロポーザルへの参加申込み、応募までには至りませんでした。  一方、利用者等の動きでありますが、市内外の音楽家や美術作家等の利用者を中心に、交流館の存続を求める6,036名の署名が本年2月に提出されました。また8月には、魚津市文化協会や交流館の利用者で構成される利用促進会議などが中心となって、持続可能な学びの森文化活動について考えることを目的に、学びの森みらい会議が新たに組織されました。  今後は、まず学びの森みらい会議と意見交換会を行いながら、学びの森における音楽をはじめとする芸術文化活動について、令和3年度以降の対応を検討するとともに、施設の利活用を行う民間事業者の再募集についても併せて考えていきたいと思います。  以上です。 12 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。  〔副市長 四十万隆一君 登壇〕 13 ◯副市長(四十万隆一君) 次に、学校統廃合における小学校跡地利用についてのご質問にお答えをいたします。  小学校の跡地につきましては、平成26年度に策定いたしました公共施設再編方針において、地域の主要施設を中心に機能集約を行い地域の活性化を図る方針としておりますが、改修に費用もかかることなどもありまして、地域の皆様と協議を行いながら、民間活力の導入を含めた様々な可能性について検討を行ってきたところであります。  具体的には、旧片貝小学校と旧村木小学校につきましては、校舎を改修し、公民館を中心に機能集約を実施したところでございます。また、旧西布施小学校につきましては、校舎を解体し、地域活性化センターを整備いたしました。残る小学校跡地は、大町、上野方、上中島、松倉の4か所となっております。上野方小学校跡地につきましては、サウンディング型市場調査及び民間事業者の募集を実施いたしましたが、現在のところ応募はございませんでした。  今年度は、大町小学校跡地におきまして、利活用を進めるために必要な魚津城跡の試掘調査を行うこととしております。他の小学校跡地につきましても、地域の皆様方と協議をしながら、市の財政状況とも併せ計画的に利活用の実施に向けた取組を行っていきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 14 ◯議長(石倉 彰君) 南塚民生部長。  〔民生部長 南塚智樹君 登壇〕 15 ◯民生部長(南塚智樹君) 次に、つくし学園についてのご質問にお答えいたします。  つくし学園は、昭和48年度に建築され、建設から40年以上経過した施設であり、老朽化が進み現在では手狭な状況となっていること、そして、新川圏域で唯一の児童発達支援センターでもあることから、関係市町とも十分協議をし、できるだけ早急に方針を示す必要があると考えております。  つくし学園の建て替え、再配置につきましては、令和2年3月に策定されました公共施設再編方針におきまして、民間活力の活用も視野に入れて検討するという方針が示されており、国、県からの財政支援を受けることができる民間による施設整備について検討を進める必要があると考えております。  まずは、1つ目には施設の整備主体、2つ目には整備場所、この2点について関係者、関係団体と協議を進めているところであり、できるだけ速やかに方針を示したいと考えております。  次に、医療的ケアが必要な児童の受入れについてでありますが、今年度は3名の医療的ケアが必要な児童が通園しておられます。看護師を配置するなどし、その対応に当たっているところであり、現在通園しておられる児童に対する環境については整備されているものと考えております。医療の進展によりまして医療的ケア児が増加する傾向にあることから、適切な支援を行うための環境整備について今後も検討していく必要があると考えております。  最後に、近隣市町村との連携による施設の整備でありますが、現在、つくし学園には、魚津市以外に、黒部市、入善町、朝日町の新川圏域からはもちろん、滑川市、上市町からも通園しておられ、このことからも、つくし学園の建て替えや再配置についての検討は、これらの市、町とも十分協議する必要があると考えております。この関係者との協議の中で、医療的ケア児の受入れ体制についても検討してまいりたいと考えております。  以上です。 16 ◯議長(石倉 彰君) 冨居企画総務部長。  〔企画総務部長 冨居幹生君 登壇〕 17 ◯企画総務部長(冨居幹生君) 次に、第5次魚津市総合計画の作成状況についてのご質問にお答えします。  第5次魚津市総合計画につきましては、令和3年4月から令和13年3月末までの10年間の新たなまちづくりの指針として策定するものです。  第5次魚津市総合計画の策定に当たっては、昨年よりタウンミーティングや市民意識調査、市内各種団体への意向調査により広く意見をいただくとともに、魚津市総合計画審議会を5回開催し、市民の代表である委員の皆様に審議をいただいております。  6月4日に開催しました第4回の審議会では、10年後の魚津市の姿を現し市民の皆様と共有するまちのイメージである将来都市像を「ともにつくる 未来につなぐ 人と自然が輝くまち魚津」とお示ししました。あわせて、まちづくりを進める上での土台となる分野横断的な視点、本市の課題に対応し将来都市像の実現に向けた柱となるまちづくりの目標、そしてその実効性を確保するための政策部分までお示しし審議いただいたところです。  直近の開催である8月27日の第5回審議会では、政策実現に向けた36の施策をお示しし審議いただき、審議会においては、これまでお示しした基本構想については大筋でご了解いただきました。  次の10月8日の第6回審議会では、基本構想の全体案をお示しし審議いただく予定としております。  あわせて10月中旬からは、市民の皆様から広く意見を聴取するパブリックコメントを実施することとしており、基本構想について市民の皆様よりご意見をいただき総合計画へ反映させたいと考えております。  令和2年12月定例会には、第5次魚津市総合計画基本構想を上程しご審議いただくとともに、令和3年3月定例会には基本計画策定の報告を予定しております。  今後も、機会を捉えてより多くの皆様から意見を伺い計画へと反映し、実効性の高い真に充実した計画となるよう、策定作業を進めてまいります。  次に、従来の計画との比較についてのご質問にお答えいたします。
     新たなまちづくりの指針となる第5次魚津市総合計画では、市民参画・協働や産業の振興など、時代を問わず必要な政策、施策を盛り込みつつ、10年前と比較して大きく変化した社会動向に合わせ、次の3つの視点を新たに盛り込んでまいります。  1点目は、安心・安全なまちづくりについてです。近年の自然災害や新型コロナウイルス感染症の拡大は、これまでの常識の見直しや安心・安全に対する意識の転換が求められることになりました。魚津市としては、市民の皆様の暮らしを守るため、災害に強くかつ急激な社会構造変化に柔軟に対応できるまちを目指していくことの重要性を明記いたしました。  2点目は、まちづくりの根幹となる人口減少への対応です。今後も人口減少は避けることができないと考えておりますが、移住・定住の促進、関係人口の創出・拡大、結婚、妊娠、出産へのきめ細やかな支援、地域の持つ魅力にさらに磨きをかけていくことなどの必要性について明記することとし、小さくとも力強く輝くまちづくりを推進してまいりたいと考えております。  3点目は、持続可能なまちづくりについてです。これまでの地方創生の取組に加えて、持続可能な開発目標と呼ばれるSDGsの考え方を総合計画に盛り込みます。総合計画、地方創生、SDGsを一体的に推進することにより、将来にわたって持続可能なまちづくりを効果的に進めてまいりたいと考えております。  次に、推計人口のご質問にお答えします。  魚津市では、平成27年10月に魚津市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンを策定し、地方創生総合戦略に対応した人口減少対策に取り組んでまいりました。この人口ビジョンでは、合計特殊出生率を段階的に引き上げていくとともに、若い世代の転出抑制と転入促進を図ることにより、2060年、令和で言いますと令和42年に、人口規模3万人を維持することを長期的展望として掲げていたところです。これは、国が2060年に総人口1億人程度を確保するという前提の基に設定した数値であり、国は現在もこの前提を堅持しております。  一方で、平成25年3月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した魚津市の将来推計人口準拠による数値が、2060年で2万3,453人であったことに対し、最新の推計では2万2,043人になるという、さらに下振れした予測が示されました。魚津市人口ビジョンと最新の推計の乖離は約8,000人となり、この乖離を政策、施策で埋めることは並大抵のことではないと認識しています。  人口減少対策は、あらゆる策を講じて取り組んでいく必要があると考えますが、平成27年に策定した魚津市人口ビジョンに掲げる3万人という目標を維持するのか、あるいは最新の合計特殊出生率の状況や社会動態の状況などを考慮した上で時点修正を行うのか、こういった検討を重ねているところであり、10月開催予定の魚津市総合計画審議会において、魚津市が目指すべき人口規模についてもしっかりとお示ししたいと考えております。  次に、市民目線の分かりやすい計画にすべきではとのご質問にお答えします。  言うまでもなく、総合計画は自治基本条例に定める本市の最上位に位置づけられる計画であり、計画内容は十分市民の皆様に説明するとともに、市民参画、協働の下、実行していく必要があります。  また、計画内容の進捗状況につきましても分かりやすく情報提供していかなければなりません。そのためにも、分かりにくい専門用語はなるべく使用しないこととし、必要に応じて注釈を記載し、要点は簡潔に表現するとともに成果指標を分かりやすいものといたします。  そのほかにも、視覚的に見やすいグラフ等を織り交ぜる、色や配置など工夫したレイアウトにするなど、いずれも当たり前のことばかりですが、しっかりと計画策定に取り組んでまいります。  また、計画策定後におきましては、ケーブルテレビなどを用いまして内容をお知らせしたり出前講座を開催するなど、一人でも多くの市民の皆様に実際の総合計画を目にしていただく機会を増やすよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 18 ◯議長(石倉 彰君) 6番 林 久嗣君。 19 ◯6番(林 久嗣君) 大変丁寧にそれぞれお答えいただきました。  順次再質問、時間も限られておりますが、まずコロナウイルス感染症対策についてそれぞれ回答がございました。  まず1点目についてはいろいろとありまして、総額53億6,000万円程度の、市としてもコロナ対策は十分考えているということが理解できました。  あと2点目についても、店舗名を公表するということについては、やっぱり慎重に物事をちゃんと検討しているという姿がうかがえました。  3点目に、これは市長のお答えの中で、新生児、年度末まで拡充していただけるという回答をいただきましたので、ぜひとも同じ学年の子どもに差別なくしていただきたいというふうに考えております。  あと4点目についても、部長のほうから、それぞれポスター、ステッカー等を配備しているということで、市当局もこのコロナ対策については、飲食関係の方々についてもしっかりと考えているということが分かりました。  総括して、今コロナ対策というのはワクチンの開発がまだこれからなんですが、私がちょっと心配しているのは、もちろんこのコロナ対策はまだまだ続けていく必要がありますが、来春の税収が少なくなるということが予想されます。そこで市長に、来年の予算組みについて簡潔に、今の見解をちょっとお答え願えますか。 20 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 21 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘がありましたとおり、実際の経済へのインパクトは来年度のほうが大きく出てきて、それに伴う税収への影響もより顕在化するというふうに心配しています。そういった意味で、魚津市だけの問題ではありませんので、全国的な地方財政対策という形で、しっかりと県と連動して地方の財源措置を取ってもらうというふうなことを働きかけていきたいというふうに思っています。  以上です。 22 ◯議長(石倉 彰君) 6番 林 久嗣君。 23 ◯6番(林 久嗣君) 今の市長のお答えに尽きると思います。これはまだまだ、コロナ対策というのは今、現実的に各市町村どこでも一緒のことだと思います。しっかりと対策を練っていただければというふうに思っております。  次に、文化ホールの遊具施設なんですけれども、私は山育ちでありまして、子どもの頃は自然が全て遊具でありまして、そういったようなところから、感性もかなり豊かでありまして。先ほど来市長のご説明もありましたように、今、子どもというのは人口減少化時代において大変貴重な存在であります。ぜひとも文化ホール施設内に誘致していただけるように、これからもまたしっかりと臨んでいただければというふうに思います。  次に、公共施設については4点もご質問させていただきました。本庁舎についてはこれからいろいろ計画どおり進んでいただければというふうに思っております。  この中でつくし学園については、先ほど民生部長からもご回答いただきました。今、医療が発達いたしまして、医療的ケア児というのがかなり増えております。全国的にも1万8,000人、2万人近くなっておりまして、これからの医療を考える上で大変重要なことかというふうに思っております。  そこで、先ほど答弁いただきましたが、このことについて部長から再度ご返答いただけませんでしょうか。今後についてです。 24 ◯議長(石倉 彰君) 南塚民生部長。 25 ◯民生部長(南塚智樹君) 先ほども答弁の中で申し上げましたが、この医療的ケア児のことは非常に大きいテーマだと思っております。このことを含めて、現在、新川地区、あるいは現在子どもが通っておられる関係市と一生懸命協議を進めているところでございますので、できるだけ早く何とか次の方向性を固めていきたいというふうに考えております。 26 ◯議長(石倉 彰君) 6番 林 久嗣君。 27 ◯6番(林 久嗣君) 本当に子を持つ親の心境、私もあるところで、複数の方がおられて、実際そのお子さんもおられました。言葉で言い表せないほど本当に大変な思いをしておりますので、ぜひとも部長を中心に、今後本当に検討していただければというふうに思っております。  最後に第5次魚津市総合計画についてなんですが、これについてはまだまだシナリオが、12月定例会でいろんな方から質問もこれから本格的に出るんじゃないかなというふうに思っております。  私はちょっと従前の考え方からどうなのかなと、先ほど部長のほうから聞いたところ、今、持続可能な社会というか、そういった新しいSDGsの考え方を取り入れるということなものですから、今審議会も5回されたということで、そういった方々としっかりと協議検討していただければと思います。12月定例会では、またほかの議員さんからもご質問があるかというふうに思っております。  いずれにいたしましても、魚津市の未来を考えた上で、人口減少化時代で子どもというのは本当に地域の宝であります。子どもたちの生き生きとした笑顔が見られる、そういった魚津にしていただきたいというふうに願いまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 28 ◯議長(石倉 彰君) この際、換気等のため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午前11時といたします。  午前10時50分 休憩        ─────────────────────────  午前11時00分 再開 29 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  2番 石崎一成君。  〔2番 石崎一成君 登壇〕 30 ◯2番(石崎一成君) 令和2年9月定例会において、魚津市議会会派しおかぜの代表質問を石崎一成がさせていただきます。  令和2年度は混迷の年となりました。新型コロナウイルス感染拡大が深刻化し、世界中が罹災した大災害です。例年どおりであればオリンピック・パラリンピックが開催され、その熱気と感動が日本から世界中に大きく広がっているはずでした。しかしながら、自粛、回避、中止、徹底といった単語が語尾につく言葉が席巻し、常日頃から通う場所や親交のある人でさえも感染源になるのではないかといった疑いを持って接しなくてはいけないような、やりきれない状況となっております。  非常事態宣言解除以降は若年者の発症例も増加傾向にあるものの、高齢者や持病のある方の重症化が目立つ状況に変わりがありません。最近の統計では、富山県内の感染発症者の4割超が60代以上であり、死亡率は6.4%と全国で1位という状況となっています。一般的に、感染症という疾病の特性上、人口の多い場所や往来の多い場所を中心に感染と発症が拡大していくことは間違いないと考えられますが、昨年末から本年3月までのインフルエンザの流行においては、全国区で流行発生警報の域に達することがなかったことはごくまれな事例であり、新型コロナウイルス感染症対策における、うがい、手洗い、マスクといった防疫の広報周知と危機感の高まりが作用したのではないかと推察されます。言い換えれば、現在、新しい生活様式と言ってちょっぴり窮屈なことをやっておりますが、科学的かつ理論的な改善を行いながら、昔から言われ続けている基本的な感染症対策を行うこと、安全性の確認されたインフルエンザ等のワクチンを有効活用することで、いわゆる風邪ウイルス感染症全般の封じ込めと新型コロナウイルス感染症発症の早期対応が可能になってくる明るい道筋となるのではないでしょうか。  また、話の視点を変えれば、日常的な安心・安全の確保や災害対策においても、知り得る情報の整理整頓と情報の共有、市民、住民の皆さんの危機管理レベルの向上は防災対策の上では非常に重要であり、本市における社会資本整備全般の有効性、農村や森林、河川整備の有用性をしっかりと明確化し、できていること、していること、これからしていくこと、そして持続性を持たせるための改修、更新といったことを見える化して実行していくことが、住みよいまち、住み続けられるまち、愛せるまちとして大切なことではないかと考えます。  今回の質問は、この観点に基づき行います。  以上で壇上での発言を終え、質問席より順次質問させていただきます。  〔2番 石崎一成君 登壇(質問席)〕 31 ◯2番(石崎一成君) では、質問に移ります。  1、補正予算のコロナウイルス対策について。1)主たる財源をお答えください。 32 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 33 ◯市長(村椿 晃君) しおかぜを代表されましての石崎議員のご質問にお答えをいたします。  1点目の補正予算の主たる財源についてのお尋ねでございますけれども、主なものといたしましては、国から全国の自治体に交付されております新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、1次、2次分を合わせまして約6.7億円でございますが、この交付金をはじめ、特別定額給付金、市民お1人に10万円を給付していくという特別定額給付金ですけれど、こちらのほうが41.8億円や、子育て世帯臨時特別給付金、こちらのほうは国費6,000万円、そのほか国の補正予算などに係ります補助金、前述の2つの補助金以外で約1.5億円活用いたしましたけれど、こういったものや繰越金などを活用してまいったわけでございます。  今後、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、長期化も想定されますので、引き続き有利な財源の確保に努めてまいります。 34 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 35 ◯2番(石崎一成君) 2番、では今の財源等の活用そして補正の中で注力された部分というのはどういった点でございますしょうか。 36 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 37 ◯市長(村椿 晃君) コロナウイルスの対策ですけれども、魚津市では、刻々と変化する感染状況や市民ニーズなどに迅速に対応をしていこうということで、これまで5回にわたり補正予算を編成し、感染拡大防止対策をはじめ、安心・安全な市民生活の確保や地域経済対策、そして新しい生活様式の定着など、言わばその時々の状況に応じた取組を進めてまいりました。  具体的に申し上げますと、県内に感染者が確認され緊急事態宣言が発令された4月から5月、この時期は、市民の皆さんへの緊急的な支援をはじめ休業要請等の影響がありました事業者の皆様への支援、これを最優先に取り組みました。  また、県内での発生件数が減少した6月以降ですけれど、疲弊した地域経済の回復、そして災害時などを見据えた感染拡大防止策に取り組もうという考え方で行いました。その後8月に入りまして、市内において初めて感染者が確認されましたことから、今議会にも提案をいたしておりますけれども、飲食店等における感染症拡大防止対策補助金の拡充や感染症予防教育の普及啓発といった感染症対策をはじめといたしまして、上水道基本料金の減免など、長引くこの影響下の中で、市民生活への支援ですとか、避難所における公衆無線LANの整備といった新しい生活様式の定着に向けた対策などを行っているところでございます。  今後も感染状況を見極めながら、引き続き的確な対応に心がけたいというふうに思っております。 38 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 39 ◯2番(石崎一成君) ぜひよろしくお願いいたします。  3番の質問に移ります。今後のコロナウイルス対策における財源の見通しをお答えください。 40 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 41 ◯市長(村椿 晃君) 今後の財源の見通しのお尋ねでございますけれども、新型コロナウイルス感染症対策を進めるに当たりまして、先ほどもお答えいたしましたけれども、国の臨時交付金を中心に活用をしてきたわけであります。感染症対策は非常に幅広い分野にわたりますので、今後のことを考えますと、幅広い対策に活用できる臨時交付金というのは恐らく今後も必要になるというふうに思っています。  これまで、1次、2次合わせまして臨時交付金、魚津市の場合は約6.7億円のうち6.2億円ほど使っていますので、残り五、六千万ということであります。残額も僅かになってまいりましたので、今年度中における追加交付ですとか、あるいは来年度の継続交付など、今、県や他の自治体でも国にそういった要望を出しておりますので、しっかりと魚津市としても働きかけを行っていきたいというふうに思っています。 42 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 43 ◯2番(石崎一成君) 全国知事会とかでも年度内に5,000億円の不足というような形で明言されているようですし、魚津市のような、どちらかといったら基金的財源をあまり多く持たないという状況においては、やっぱりそういった交付金等、幅広い使い方のできるものというのは非常に大切だと思いますが、今の市長の見方からいくと、年内にこれは追加されそうなものなんでしょうか。 44 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 45 ◯市長(村椿 晃君) 確たる情報はまだ得ておりませんけれども、県に要望に行った際などの県の部長さん、総務省から来ておいでですけれど、お話を聞いていますと、国の予備費などを活用した追加的な対策というふうなものは国のほうとしても検討しておるというふうには聞いております。 46 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 47 ◯2番(石崎一成君) 県職上がりの市長ということで、ぜひそういうアンテナを敏感に大きく立てていただいて、素早い対応を順次やっていただきたいと思います。  4番目の質問に行きます。飲食店が多いなどの当市特有の事情を踏まえた今後の対策についての見解をお答えください。ちょっとかぶりかぶりになるんですが、よろしくお願いします。 48 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 49 ◯市長(村椿 晃君) 先ほど自民党会派の代表質問の際も時系列的にご説明をしたんですけれど、魚津市のほうは5月に事業協力金の上乗せというのを市独自で行いました。それは、当市のほうはやはり飲食店等が多いという特色がありますので、しかもテナント使用料等の負担もあるというふうなことで、少しでもそういったようなものを応援していこうということで対策を打ったものであります。十分かどうかはいろいろ議論があると思いますけれど、少しでもそういったことをしていこうということで臨みました。  そして7月に、県のほうの安全対策の助成金の期限が消えていくというふうなこともあったので、市のほうとしてしっかりその後継策を打とうということで、事業所の安全設備を補助する制度をつくったんですが、限度額が5万ということで必ずしも十分じゃなかったかなというふうな思いがあります。  8月に感染拡大が起こりました。直ちにその事業所、特に小規模の事業所の皆さんに対策を打ってもらいたいという思いで限度額を引き上げ、補助率も上げてということで、安全対策をしっかり打ってくださいというふうなメッセージも出したところであります。  さらに、先ほど部長から答弁がありましたけれども、魚津市が策定いたしました感染症対策のチェックリスト、かなり項目が多くて事業者の皆さんも大変かとは思うんですけれど、しっかりこれをチェックしていただいて、ステッカーを表示するということによって安心して事業所を訪れてもらえると、そういった環境をつくってもらう。これを応援していきたいというふうに思っています。  事業者の安全対策、そして、先ほど議員がおっしゃいましたけれど、市民一人一人の基本的な感染防止対策、この両方が相まって初めて安全なまち魚津をつくることができると思いますので、そういった取組をこれからもしっかりとやっていきたいというふうに思っております。 50 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 51 ◯2番(石崎一成君) ありがとうございます。  市内の飲食店経営者の方というのも比較的ご高齢の方が多いので、ちょっと悪い言い方になるんですが、感染予防に対してのマニュアルというか自分のルーチンが正確で安全性の高いものではなかったりとか、そういった可能性もあるので、今みたいな新しい感染拡大防止のための活動であったりとかそういったものを通して、お客さんであったり事業者さん双方が正しい知識を身につけるきっかけになったり、あとは一般市民の方であったり、ふだんなかなかちょっと言いづらいご高齢の方々の目にも必ず触れるような、何かそういった広報活動というのをやっていただけるのが一番、重症化であったり最悪お亡くなりになられるというような、そういったことから市民の皆さんを守れるものになるのかなというふうに思っておりますので、ぜひともしっかりやっていただきたいなと思います。これは要望にしておきます。  次の質問に参ります。国や県のコロナウイルス対策との協調性についてです。  1、当市において、コロナウイルスに対する独自の見識を持つための調査や研究などの情報収集は行われているのかということをお聞かせください。 52 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 53 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  なかなか難しいご質問なのですけれども、当市における新型コロナウイルス対策ですけれど、これまで国や県の対策の内容を勘案しながら、本市としてどのような対策が必要かというふうなことを常に意識をしながら検討し実施をしてきたというつもりであります。  感染症の主な対策の分野という意味でいくと、一番基本になるものとしては、まず医療面の対策があります。それから市民生活、そして経済活動支援と、大きくそういうふうな分け方になるのかなというふうには思っているんですけれども、医療面の対策は、ご案内のとおり、感染症法に基づきまして主に県が対応をしております。市としましては、いわゆる3密の回避や新しい生活様式の普及など感染症の拡大予防ですとか、あるいは市民生活、中小企業対策など、こういったようなところに注力をしてやっているというところであります。  ただ、市としての対策をできるだけ効果的に実施をしていくということが必要なので、4月下旬からは、市内の感染症専門医の方のご助言もいただきながら、例えば市民の皆さんへのメッセージをどういうふうな内容にすれば伝わりやすくて効果的かとか、施設の安全対策はどういうところを注意すればいいのか、そういったようなことをアドバイスいただきながら施策に生かしてきたという面があります。  今後どのような対策を打つことになるのか、まだまだ可能性があるわけなので、その必要に応じまして、専門家のご意見を伺いながら効果的な対策について検討していきたいというふうに思っています。 54 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。
    55 ◯2番(石崎一成君) 国であったり県であったりというか、まとまりが大きくなればなるほど、地域特性であったり細かい特徴のある部分というものがそぎ取られていって、間違いはなくなるんですが、丸いものになっていくというか、そういうおそれもあり、特に魚津市なんかでは、やはり高齢の方が集まる場所が意外と多かったりとか、緊急事態宣言中には、公民館行事であったりとか敬老会等のそういった行事とかも全く中止された状態になっていて、解除になったと同時にいきなりみんな勢い勇んでお越しになられたといったような状態も発生したと。やっぱりゆっくり、徐々に、忍び足で、安心かどうかというのを確認してから少しずつ前に出ようねというイメージを持ってもらうための提言というのは、魚津市ならではの言葉でないと伝わらないのかなという思いもありまして、あえてそういったことを考えておられるのかなという質問をしてみました。独自の考え方も多少なりとも持った上で、大きく外れないというのがお答えなんだと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。  では、次の質問に行きます。  幾つかの県内自治体で、高齢者に対するインフルエンザワクチンの接種を助成する方向でありますが、当市における高齢者の接種状況をお聞かせください。 56 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 57 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  厚生労働省のほうでは、平成13年度から、定期接種ということで全国の市町村で高齢者のインフルエンザ予防接種を行っておるわけでございます。県内でも、各市町村の助成とご自身の自己負担によって高齢者のインフルエンザの予防接種を実施しているという状況にあります。  魚津市の場合ですけれど、今年度ですが、現在のところ、自己負担額が1,400円で65歳以上の方の高齢者インフルエンザ予防接種を行う予定であります。お尋ねの接種率ですけれど、昨年度は52.1%であります。ここ数年間の接種率といたしましても、50%前後で推移をしているという状況にあります。 58 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 59 ◯2番(石崎一成君) 5割かという思いがあったんですけども、実際の話でいくと、やっぱり重篤化する確率が、いわゆる風邪ウイルスの類いでも多いというのが、年を取られた方に対する疾病の危険なところなのかなと。また併せて、それが原因でほかの病気を発症したり、もしくは重症化するということもやっぱりあるのかなと。一部の報道とかでもあるんですが、コロナウイルスに関しては、直接死のほうがインフルエンザ等よりもはるかに、見立てがちょっと違うので10倍から100倍程度差があるというふうに言われておりますが、少なくともどれだけ受けていただいているか、実際に本当にその数字なのかどうかということをしっかりチェックしていけるような仕組みづくりというのも必要なのかなと思います。  それで、次の質問に移ります。  レセプトベースでの接種状況の把握もコロナ対策として重要と考えますが、見解をお聞かせください。 60 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 61 ◯市長(村椿 晃君) さきの質問に関連しますけれど、高齢者のインフルエンザ予防接種の接種率については、助成制度があるということが前提になって、助成制度があるがゆえに接種率が把握できるという側面があります。逆に言うと、そういった制度のない年代については、そもそも把握するすべがないものですから、ご自身で自由に接種できるんですけれど、どの程度受けていらっしゃるかというデータがないというのがまず現状としてはあります。  今年度につきましては、既に議員もご承知のとおり、今提案しておりますけれど、魚津市では中学生のインフルエンザ予防接種の助成をやっていこうというご提案をしていますし、また県のほうでは、未就学から小学生までの予防接種の助成事業をやっていこうということでご検討ですので、そういったことが実施されますと、小さいお子さんから魚津市の場合は中学生まで、さらには高齢者の方、この年代についての接種状況が把握できるという状況になろうかというふうに思います。  これからもしっかりとそういった状況を把握しながらコロナウイルス対策に役立てていくというふうな、そういった視点が重要かなというふうには思っています。 62 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 63 ◯2番(石崎一成君) 長い目線で見るというか、今後もコロナの対策であったりとか、また新たな感染症ということも想定されるので、行く行くはそういったところにも、もっと明確な情報源になる、もしくはきちんと統計の取れる形というものは考案されていくのかなとは思っていますが、まずは受けられる可能性がある方もしくは助成の対象になっておられる方がもっと受けていただけるように、今後も広報活動を一生懸命やっていただきたいなと思います。  次の質問に行きたいと思います。令和3年度の予算編成についてです。  先ほど自民党議員会の代表質問でも最後のほうにございましたけども、本年度のコロナ対策においては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金という形で国が予算化したものと、都道府県分、市町村分と割り当てた中から6.7億円という補正予算をいただき、5回に分けて、残り5,000万ぐらいのところまで執行できる状況へと向けているという話でございました。  一方、2年度の当初予算において計上されたうちで、コロナウイルス感染症対策により未執行となった事業での予算金額も数千万円あると思われます。年度末までの指定管理事業を含めた収益による経費補填を予定していた事業の収支悪化が見込まれることも加味されると思います。加えて、次年度以降の事業では、一度止まったものを再始動するパワーを投入しなければいけない。そういった事業も少なからずしも存在するのではないかなと懸念しており、そういった思いも含みながら次の質問をさせていただきたいと思います。  1、方向性と重点をお聞かせください。 64 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 65 ◯市長(村椿 晃君) 令和3年度予算における方向性と重点ということのお尋ねなんですけれども、恐らく今の状況が続けば、令和3年度も新型コロナにどう対応していくかというようなことが最大の課題になるのではないかなと思っています。  その上で、本市を取り巻きますいろんな状況、課題を十分に踏まえまして、例年、新年度予算編成については、10月下旬に行政経営方針や予算要求基準という形でお示しをしております。現時点においては、総合計画のまだ作業中でもあるというふうなこともあるので具体的にお示しすることはできませんけれども、しっかりと総合計画の議論を踏まえながら、今ほど申しました10月下旬に向けて検討を進めていきたいというふうに思っています。  また、新型コロナウイルス感染症対策につきましても、この後の感染状況、これをしっかり見極めながら、新年度予算に反映しております。あわせて税収等の減収も予想されますので、引き続き財源の確保に努めながら新年度の姿を検討していきたいというふうに思っています。 66 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 67 ◯2番(石崎一成君) やらなければいけない予算づけなので、結局、骨格的なもので終わらせるとか、そういったことはできないとは思うんですが、ある程度の含みを持たせた事業のやり方というものも少し考えつつやっていかなければいけないのかなと思います。これに関しましても、順次情報が出てくるたび、明確な方針を議会のほうにまた出していただけるようにお願いして次の質問に行きたいと思います。  2番目の質問ですが、令和2年度にコロナウイルス感染症対策により実質ストップとなった事業への対応方針をお聞かせください。 68 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 69 ◯市長(村椿 晃君) 今年度、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして実施を見送った事業ですけれども、現在把握しておりますところで、しんきろうマラソンや魚津まつりなど計25事業あります。その事業費は約2,400万でありますけれども、今後、精査の上、減額補正を検討していくことになるというふうに思います。  また、指定管理業務ですけれども、4月20日から5月31日までの期間における公共施設の利用休止、一時ストップしましたので、この利用休止に伴いまして、受託先におきまして光熱費等の支出、いわゆる経費は抑制される面があるんですけれど、一方で、感染症対策に係る経費の増加ですとか、イベント等の中止に伴います利用料収入の減少がございます。大きな打撃を受けておりますので、今後、減収分に対する補填措置についても検討していく必要がございます。  令和3年度におきましては、新型コロナウイルスの感染状況を可能な限り見極めまして、個々の事情に合わせて各事業の予算計上を検討してまいりたいと考えております。 70 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 71 ◯2番(石崎一成君) イベントがなくなったというのはもちろん寂しいことなんですが、それよりもやっぱり、市が管理するものの指定管理等々に当たっている事業者さんに思わぬ負担が飛び火するような、そういったことがあってはいけないですし、逆に言えば、公共事業、公共施設の持続性というものに対してものすごく危機感を持たなければいけない、その要因になる可能性も少なからずあるのかなと思っております。限られた予算の中で行っていくことであり、急激な事業回復ということもなかなか期待できないのが現状であろうかとは思いますので、そういった点も市民の皆様にご理解いただけるような扱い方をぜひやっていただきたいかなと思います。  そうしまして、ちょっと質問の仕方が悪かったのですが、次の質問に移らせていただきます。今ほど出ました、じゃんとこい魚津まつり等の集客事業の部分で、実質的に当市が主催または主管となっている事業というものがございます。その今後の対応、次年度のことなのでまだまだ見えないこともあると思いますが、先ほどちょっと冒頭で言いましたように、再始動するという部分がすごくやっぱり負荷がかかると思いますので、そういったことへの対応についてお聞かせください。 72 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 73 ◯市長(村椿 晃君) 先ほどもお話をしたとおり、今年度多くのイベントが中止になったわけであります。  一口にイベントといいましても、協賛金の募集あるいは準備、いろんな方々の協力をいただきながら本番を迎えるということであります。したがいまして、一旦中止というか休みになりますと、そういったような継続性が途切れてしまうので、もう一度動かすときになかなかエネルギーが要るというふうなことが心配されます。市のほうといたしましても、そういったような事情をしっかりと酌んで、来年度の準備を早めに、どういったことが必要なのか、そういったことをお聞きしながらしっかりと再スタートできるような応援をしていきたいというふうに思っています。 74 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 75 ◯2番(石崎一成君) なかなかこの状況下で、こういう企画をやって、こういうふうにV字回復を狙いますというような明言はできないとは思うんですが、年度当初ぐらいに、例えば今年はコロナの不況をぶっ飛ばすために魚津はこういうことに注力しますみたいなことで、少し機運を高められるようなことも何か出足にあれば、また少し視点が変わっていいのかなと。今の予定であれば、来年は規模の縮小等もある中でオリンピックも行われるという雰囲気ではありますので、ぜひ少しでも明るいイメージの令和3年になってくれることを祈りながら、今後の対応をしていただくことをお願いして要望としておきます。  では次の質問、4番目に入りたいと思います。当市の防災についてです。  最近、ちょっとこういったネタが新聞等とかでも多いんですが、富山県はもともと治水の県と呼ばれておりまして、明治16年に石川県から分県独立した理由が、越中は耕作地と住民の安心・安全を第一に治水に取り組むとした結果であるというようなことが文献として残っております。以来、治水事業には他に類を見ない注力を持って当たり、魚津市においても昭和44年以降は大規模な水害を一度も発生させていない、県内においても44年の水害以降、大規模な水害は発生させていないということです。  当市においては、洪水、溢水対策として、こうなぎ川排水区や村木排水区の整備、鴨川放水路などの街区の雨排水の整備事業が長年にわたり行われております。街区での工事であることや、まとまった予算化が厳しい中、粛々と延伸していることは評価するべきところであるのかなとも考えております。上流域でも管理者である県が中心となった改修事業が継続的に行われつつも、当市より改修要望が何か所も出ていることを掌握しております。  現在の当市の人口分布は、やや東部にシフトしている状況が継続していることや、水道の水源地が貝田、道坂、横枕といった片貝地区に集約されていること、加えて用水路の約6割が片貝川から取水されていることなどを踏まえて、次の質問をさせていただきたいと思います。  1、洪水ハザードマップ上の浸水想定域、片貝川流域なんですが、水道の取水地が全て入っております。どのような対応を想定されているのか、上下水道局長にお伺いしたいと思います。 76 ◯議長(石倉 彰君) 四十万上下水道局長。 77 ◯上下水道局長(四十万隆一君) 水源地の浸水想定につきましては、魚津市の上水道水源は二級河川の片貝川左岸に沿った場所に、横枕、道坂、今おっしゃったように貝田新地内に今合計8か所の水源地、井戸があるということでございます。そこからくみ上げた地下水を一旦横枕の浄水場に集めまして、塩素滅菌して、低区、中区、高区の配水池へ送水して、それぞれの給水区域に供給しておると、こういうシステムになっておるわけなんですが、令和元年9月作成の魚津市洪水ハザードマップによりますと、想定最大規模降雨──これは千年確率でございますが──の場合では、8か所のうち7か所の水源地──井戸ですね──と横枕の浄配水場が浸水想定区域内に位置しており、水深で0.5mから1.2mの浸水をしてしまう可能性があるということになっておるわけでございます。  最近、想定外の雨ということもよく言われますが、毎年想定外の雨が全国的には降っているような状況でございまして、下水道だとか水道だとかこういう施設も、昨年あたりの雨でも相当浸水被害を受けておるということでございます。特に電気系統とかは非常に水に弱いということで、浸水すればやられてしまうということでございまして、何とかこれを食い止めていく必要があると。そういう対策が求められているというところでございます。  魚津市におきましては、令和元年度に老朽化した施設の更新、耐震化を目的とした基本計画、魚津市横枕浄水場更新計画というものを策定しておりまして、併せて洪水ハザードマップを基に浸水対策についても検討を行ったところでございます。  現在は、水道の状況とすれば地震対策でございまして、基幹管路の更新だとか耐震化工事を実施しているところでございます。この事業費との兼ね合いもございまして、令和5年度以降には横枕浄配水場内の管理棟などの建物と1か所の水源地の浸水対策を含めた施設の更新工事に着手する予定としておるわけでございます。また、その他の水源地につきましても、今後、各水源地の重要度を踏まえ、優先順位をつけて浸水対策の検討を行っているところでございます。  早急に取りかかれということだと思うんですが、耐震の関係、いろんなところで費用もかかります。そういうところを加味しながら、少しでも早い対策をできるように努めてまいりたいと思っております。 78 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 79 ◯2番(石崎一成君) 答弁ありがとうございます。  早急にというのも、予算や段取りの都合上なかなか難しいとは思うんですが、これは質問しようかどうしようかというので正直迷っていたんですが、総務課のほうの防災係で、これって知っとる? って聞いたら、ハザードマップは建設課扱いなので、うちではもらった資料を見ることはありますけども、どういった詳細な内容になっているのかちょっと共有できていないのかなというニュアンスのお答えをいただいたんです。そうなると、やっぱり市民の皆さんにも、千年確率の色塗りした魚津市の地図をお配りした上で、何が怖いのかということがはっきりと伝わってない可能性があるというような疑念を感じて、あえてちょっと質問させていただいたのが趣旨であります。  ですので、もしかすれば千年確率なので、ほぼほぼないと思われるんですが、ただ昨年のように、千曲川が大氾濫を起こしてあの大きな上田市が水没してしまったり、新幹線が水につかっている映像を目の当たりにしたりと、想定されないことが本当に起きてしまう可能性があるという事実、あと片貝川の上流部分も、経年変化により堤防であったり頭首工であったりというものが少しずつ傷んできているという事実も間違いない。絶えず更新されながら順次工事されているんですが、あそこ1か所が崩壊してしまうことで魚津市のライフラインが1つ完全に駄目になるという危機感を少し持ちながら、市民の皆さんに、もしも万が一水が来なくなったときにどうしますか、どういうふうな対応をしましょうかというのを少し相談する機会であったり、防災意識を高めるきっかけになればいいのかなと思います。  それで、それに併せてなんですが、次の質問に行きます。片貝川左岸上流での浸水は、今ほど言いましたように、農業用水路等の被害も想定されます。どういったリスクが生じるのかということをお聞かせください。 80 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 81 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 片貝川上流での浸水による農業用水路の被害につきましては、土砂等の流入による水路の閉塞や破損といったことが考えられます。また、それに伴う農業被害や農業用水を水源といたしました防火用水や消雪施設についても影響が出ることが考えられます。  片貝川上流については浸水被害などが発生しないよう、県におきまして平成15年5月に策定されました片貝川水系河川整備計画などに基づきまして、現在、片貝川上流工区として河川改修事業を進めていただいております。  市といたしましても、片貝川の治水、そして保全対策や河川環境の整備などのための大切な事業であるというふうに思っておりますので、引き続き重点事業として県に要望していきたいと思っております。 82 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 83 ◯2番(石崎一成君) この平成15年のやつに関しては結構な進捗率になっていると思いますが、今後とも地域の方等とも意識を共有しながらやっていただきたいと思いますし、また、一部市民の方からは、何で片貝のあっちばっかり道になったり何やらしたりとかするんよということもやっぱり言われますが、魚津市にとってあのエリアというのは、農業においても市民の生活においてもかなり高い部分でウエートを占めている箇所であるということもちょっと、ごり押しではなくて認識していただけるようになればいいのかなと思います。  また、市長が東山の円筒分水槽の周りであったり、そういった景観等のことも言っておられますので、併せてそこから見た景色を基準に、魚津市というのはここの水でうまくいっているんだよというような機運を持ちつつ、観光であったり、内外の方々にも知っていただけるような、そういった取組になればいいのかなと思っておりますので、これは要望にしておきますので、ぜひやっていただきたいなと思います。  そして、すみません、部長、もう1点だけ。岡山県の真備とかであった事例なんですが、水道が1か月以上止まってしまった、周りの水利が全く利用できなかったということで、洪水発生時に住居を捨てなければいけなかったという方がかなりの数発生していたと思います。  それで、ないとは思うんですが、魚津市は今、先ほどおっしゃられたように、消防水路とかを基本的には用水路全般という形でやっておられますが、想定される非常用の水利というものは何かあるのでしょうか。角川とか早月川の水系というのはどの程度の水量を持っていて、給水であったりとかそういったことを利用した対策というのは今されているんでしょうか。 84 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 85 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 現在、全てを網羅するような把握というものは、随時させていただいているつもりではございますが、災害が起きたときにこういうふうに細かいところまでしっかりと対応するというところまでは至っていないような感じを見受けます。  自分も、井原市は友好姉妹都市でございますので、近くの真備、その辺りの地域は井原鉄道から見させていただきましたり、非常に大変な状況になっていたということは実際この目で見ております。そういったことにならないように、事前に市民の皆様方と防災意識を高めたり、市のほうでもしっかりと整備を進めたりすることが一番肝心なことかと思いますので、そういった観点からも鋭意努力してまいりたいというふうに思います。 86 ◯議長(石倉 彰君) 2番 石崎一成君。 87 ◯2番(石崎一成君) ぜひよろしくお願いします。唐突にちょっと変な質問をして申し訳ございませんでした。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 88 ◯議長(石倉 彰君) この際、昼食などのため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後1時といたします。  午前11時47分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 89 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  3番 八倉巻正臣君。  〔3番 八倉巻正臣君 登壇〕 90 ◯3番(八倉巻正臣君) まず初めに、9月1日、小笠原近海で発生した台風10号の影響で九州地区にて被害に遭われた方々が一日でも早く平穏な日々を取り戻されることを衷心よりお祈り申し上げます。  それでは、令和2年9月定例会において、雄心会を代表して一問一答形式で6点の質問をいたします。  〔3番 八倉巻正臣君 登壇(質問席)〕 91 ◯3番(八倉巻正臣君) それでは、1点目は市民サービスの低下についてお聞きします。  魚津市の2019年度決算の実質収支は約10億3,000万円の黒字となり、前年度比で約1億5,000万円改善されました。この結果は大変評価しますが、その一方で、補助事業の削減、百楽荘廃止、公共料金値上げなどに見られる市民サービスの低下が起きていると思われます。このことについてどう捉えられているか答弁願います。 92 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 93 ◯市長(村椿 晃君) 雄心会を代表されましての八倉巻議員のご質問にお答えをいたします。  補助事業の削減などに見られる市民サービスの低下についてのご質問でございますが、ご指摘のとおり、令和2年度当初予算編成に当たりましては、例えば補助金の場合ですけれど、若者移住者賃貸住宅助成金や市内居住者住宅取得支援制度補助金など26事業の補助金の見直し、金額にいたしますと約4,400万ですけれども、行いました。これは、本市が抱える基金残高の減少や社会保障費の増加といった課題に対しまして、行財政運営の方向性を示すために策定をいたしました財政健全化計画を踏まえ、各補助金等の見直しを行い事業費の節減に努めたものでございます。  一方で、市民ニーズを踏まえまして、産後ヘルパー派遣モデル事業補助金やがん患者補正具購入費補助金、あるいは新生児聴覚検査費助成金などといった今の時代に即した新たな補助金13事業、約3,200万になりますけれど、こういったものも対応しております。  市としましては、厳しい財政状況を踏まえ、事業や補助金の廃止を含む見直しを進める一方で、今ほど申しましたように、新たな市民ニーズの把握に努めますとともに、国費などの有利な財源をできるだけ活用し、限られた財源の中で引き続き効果の高い取組を進めていきたいというふうに考えております。  なお、本市におけます令和元年度決算に係る実質収支、議員からご紹介いただきましたけれど、前年度から約1.5億円改善し、約10.3億円となっておりますけれども、先般来ご議論がありますとおり、今後、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、その対策に係る経費あるいは使用料や市税収入の減少など、こういった厳しい面も予想されます。また、財政調整基金の残高につきましても、よくご存じのとおり、まだ4億6,000万にすぎません。健全化目標の10億円には遠く及ばない状況であります。引き続き行財政運営にしっかりと取り組みながら、市民の皆さんのサービスを少しでも維持できるように頑張っていきたいと思います。 94 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 95 ◯3番(八倉巻正臣君) やっぱり財政も厳しいというのは分かっております。補助金26事業の見直しとか、だけど、その代わり、市民サービス的な市民ニーズに応えてまた補助金で三千何百万という予算はつけられておりますが、今現在の魚津市の財政状況は、財政力指数0.69、経常収支比率91.3%、実質公債費比率12.9%、将来負担比率112.2%、財政調整基金が今言われたように約4億6,000万となっており、前年と比較して改善されたものももちろんあると思いますが、今現在、県内市平均に比べると、どうしてもちょっと低い水準になっており、今市長が言われたように、依然厳しい財政運営かなと思っております。  今後の予算編成も、先ほどから言われているとおり、コロナの影響で市税収などの見通しが立ちにくいと思います。だけど、市民のためにできることは、こういう状況でもしっかりと取り組んでいってもらいたいと思っております。現在、市民の皆さんには、当然痛み的なものを伴ってもらっていると思います。先ほども市長が言われたように、財政健全化計画の目標でもある財調10億円をクリアすることができれば、そのときは市民の皆さんに還元していこうというお考えはございますか。お答え願います。 96 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 97 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  1つ言いたいんですけど、何も10億円があればいいというものでは実はなくて、今回の新型コロナもそうですけれど、財政調整基金は災害とか不測の事態に柔軟に対応できるように確保するべき、そういうものであります。本来であれば、今回の新型コロナも災害と同じようなものであります。ですから、基金の心配なく市民の皆さんに対策を打ちたいという思いは強くあります。  ただ一方で、魚津市の状況は議員もご承知のとおりの状況だということが根底にあります。ですから、私は市民の皆さんが災害とか不測の事態があっても心配しなくて済むような、そういった財政状況をつくりたいというのが一番であります。ですから、10億あればいいというものではなくて、皆さんが心配しない、そういったために、少しでも早く安心できる水準までまず持っていって、その上で、追加的な市民サービスをできる余裕があれば展開していきたい、そのように思っています。
    98 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 99 ◯3番(八倉巻正臣君) 市長が今言われたことももちろん分かりますが、やっぱり市民あっての魚津市だと思います。今言われたように、財調は災害に対してのそういったもので、市民の皆さんが心配なく過ごせるような感じで取り込んでいくと。だけど、やっぱりある程度目標を持って、何々という目標があればこそ、みんながそれに伴って、じゃ、頑張っていくかということにもちろんなっていくと思います。今市長が言われたように、分かりますが、やっぱり市民のみんなが笑って楽しめるような施策も必要かなと思います。今後またそういったことも考えて取り組んでいってもらいたいと思います。  2点目は、感染症対策についてお聞きします。  現在、庁舎内では、感染症対策としてマスク着用、消毒液設置、対面業務ではビニールシートを張り飛沫防止対策などをしています。5月には在宅勤務や時差出勤、旧片貝小学校や旧村木小学校などで分散勤務を行いましたが、あまり機能しなかったと聞いています。  そこで、在宅勤務や時差出勤、分散勤務をどのように検証していますか、お答えください。 100 ◯議長(石倉 彰君) 冨居企画総務部長。 101 ◯企画総務部長(冨居幹生君) お答えいたします。  1点目の在宅勤務についてでありますが、現在市役所で行っている業務のほとんどが庁舎外へ持ち出しできない役所内の共有サーバー、これはコンピューターの心臓部でございますが、そちらのほうに入っているデータを使用して行っておりますため、現状では非常に限られた作業しかできない状況にあります。そのため、セキュリティー対策をしっかり整えたパソコンを職員に貸与しまして、自宅から共有サーバーに接続できる体制を構築する費用を今回9月補正予算に計上させていただいたところでございます。今回整備するパソコン台数は20台を予定しておりまして、安全に在宅勤務で活用できるよう整備を進めていきたいと考えております。  次の2点目、分散勤務の実施状況についてでありますが、庁舎内の会議室を利用した部署と、議員ご質問にありました片貝公民館、村木公民館など公共施設を利用した部署がございました。この結果につきましては、通常の事務室で従事する職員を半分程度にすることができまして、職場内の密集状況につきましては確実に緩和されたものと思っております。したがいまして、集団感染の可能性は幾分低く抑えることができたかなというふうに思っております。  今後、市内で新型コロナウイルス感染症が拡大するような状況になった場合には、今回の経験を生かしまして、速やかに分散勤務の体制に移行できるのではなかろうかというふうに思っております。  その一方で、市民の皆様とじかに対応する窓口職場におきましては、在宅勤務、分散勤務ともに対応は難しいのかなというふうに認識しております。  それともう1点、時差出勤につきまして、職員の働き方改革やワーク・ライフ・バランスの観点からも継続して運用していきたいというふうに思っております。  今後も職員一人一人が感染予防の意識を高く持ちまして、マスク着用、手洗い、消毒、飛沫防止など、感染防止策を徹底していきたいというふうに考えております。 102 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 103 ◯3番(八倉巻正臣君) 今、検証と対策も言われた感じだったので、それでは、現在、庁舎内で感染症対策はしていますが、課によっては今現在密集になっている課もあると思います。それについてどう思われますか。 104 ◯議長(石倉 彰君) 冨居企画総務部長。 105 ◯企画総務部長(冨居幹生君) 1階の窓口対応職場におきましては密集状況が見られるのかなというふうに思います。ただ、税あたりは、やはり市民の皆様の個人情報、こういったものを扱うということで、なかなか分散勤務ができないような状況にございます。あと福祉職場、こちらにつきましては相談業務が日中の中心になるかと思います。そういったところにつきましては、オンライン相談とかいろんな方法があろうかと思います。ただ、個人情報を扱ってしっかり管理しなきゃいけない課等におきましては、時差出勤、こういったものを継続的に取り組んでいきたいというふうに考えております。 106 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 107 ◯3番(八倉巻正臣君) 今1階の話をされましたが、こども課はどういうような状況。 108 ◯議長(石倉 彰君) 冨居企画総務部長。 109 ◯企画総務部長(冨居幹生君) こども課におきましても、やはり日中を見ておりますと相談業務が結構ございます。分散勤務を実施したときには横の市民相談スペースを使ったりしておりましたが、やはりオンラインでの相談体制、そういった工夫を今後はしていきたいというふうに思います。 110 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 111 ◯3番(八倉巻正臣君) 今後もしっかりと対策、コロナ関係に気をつけて業務をしていってもらいたいと思います。  それでは2)に行きます。コロナの影響で密集になるからと避難所が受入れ拒否するなどの問題が各地で発生しております。魚津市でも災害時感染症対策として従来の避難所開設はできないと思うが、その対策は。お答え願います。 112 ◯議長(石倉 彰君) 冨居企画総務部長。 113 ◯企画総務部長(冨居幹生君) 避難所対策でございますが、やはり避難所におきましても例外なく3密を避けるような方策が求められておるわけでございます。私どものほうで今年7月に避難所運営マニュアル作成指針というものをつくりまして、各地区にお配りしたところでございます。その中では、いろいろな濃厚接触者ですとか体調不良な方がおられるという想定で、ある程度スペースを余計取るだろうというふうに想定しております。  ちょっと具体的に挙げさせていただきますと、まず避難所内における滞在スペース、これの区画分けをしたいというふうに考えております。具体的に申し上げますと、避難所におきまして、健康な方、そして体調不良な方それぞれについて専用の滞在スペースを設けたいと考えております。また、感染症の濃厚接触者が避難されることも想定されるものですから、一時的な滞在スペースについても確保したいと考えております。体調不良者で特に症状の重い方や濃厚接触者で発熱等の症状が見られる方につきましては、適切な治療を受けることができるよう、できるだけ早く病院等に搬送したいというふうに考えております。  それから2点目として、避難所内における消毒作業の徹底を実施したいと考えております。  それから3点目としては、避難者がそれぞれ分かれて滞在できる避難所用のパーティションを設置することにしております。これによりまして、同じスペースに滞在する方同士の接触を極力控えまして、飛沫感染のリスクを少なくできるものというふうに考えております。また、床面に付着したウイルスの感染を防止するため、段ボールベッド等も用意しております。  こういったパーティション等によりまして、避難所そのものは収容人数が非常に小さな数字になろうかと思います。市の指定避難所、これはよく小学校等の体育館が想定されるわけでございますが、今現在の防災計画におきましては大体500人から1,000人を収容人数として計画に記載してございます。このパーティション等によっては、避難所の定員が半分あるいは3分の1に小さくなることも想定されます。そして、先ほど申しました重症者の方をどうするのかということになりますと、体育館ではなく、小学校の会議室でありますとか、あるいは空き教室、そういったものも想定しなければいけないかなというふうに思っております。また、そういった市の指定避難所以外にも、類似公民館と言われる地区の集会場、あるいは今全国的に代替策として出しておられます車中避難、あるいはホテル業との連携、防災協定等を締結してのホテルへの避難、そういったものも考慮していかなきゃいけないかなというふうに思っておるところでございます。 114 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 115 ◯3番(八倉巻正臣君) 7月に運営マニュアル作成指針が出て各地区に配られたと。昨日、ちょっとテレビのニュースだったんですけど、感染症に対する避難所収容人数、魚津市は半分で、両隣の市は検討中だったかな、3つぐらいの回答があって、魚津市は約半分となって、これはほかの市では明確に出していないというのは、まだ国からのそういった指針、明確な回答がないという話なんですね。  今後予想されることは、そうやって国からのこういうような感染者スペースとか、どれぐらいの幅を開けてくれとかという、もし仮にそういったことが国から示された場合、今現在、この運営マニュアル作成指針というものと合致するものもあれば、当然しなくなっていくというものも多分出てくるかと思われますが、その場合はやっぱり国の指針もしくは指導的なものに対して魚津市は取り組んでいくということでしょうか。 116 ◯議長(石倉 彰君) 冨居企画総務部長。 117 ◯企画総務部長(冨居幹生君) 国のほうからガイドラインが示されるとあれば、基本はそのガイドラインにのっとり進めていきたいと思います。したがいまして、現在の計画に乗せております数字が小さくなるわけでございますが、実際に今後、小学校の体育館等でそういった設営訓練も予定しておりますので、実際現場でどれだけ間隔を開けた場合、あるいはどれくらいのエリアをつくり出すか、そういったもので実際に取り組んで数字を出してみたいなというふうに思っております。 118 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 119 ◯3番(八倉巻正臣君) 今ので、もし体育館に人が収容できない場合は、重度の感染者もしくはそういった方の待機場所として小学校が使われていくようなことを言われましたが、公共施設再編方針では、持続可能な公共施設を見据え、よりよい公共施設の在り方を目指すと明記されています。これは、小学校をそういった避難所に利活用、もしくは、先ほど旧上野方小学校でサウンディングとか大町小学校で何かといろいろ話しされていましたが、これは利活用を模索しながら今後も小学校を使用していくということなのでしょうか。 120 ◯議長(石倉 彰君) 冨居企画総務部長。 121 ◯企画総務部長(冨居幹生君) 民間等に利活用の意向があれば、それは優先していきたいと思いますが、それによって残されたエリアは当然少なくなってくるかと思います。そうなったときには、残された面積の中で避難テント、そういったものも活用しながら運用せざるを得ないかなと思います。当面は閉校後の校舎跡も活用しながら、コロナ禍にある避難所運営に対応していきたいというふうに考えております。 122 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 123 ◯3番(八倉巻正臣君) 分かりました。ありがとうございます。  次に3点目に行きます。3点目は学校教育についてお聞きします。  今年の新学期は、コロナの影響で小学校、中学校とも約2か月遅れで学校が始まりました。新入生の皆さんは、楽しみにしていた学校生活が、長い休み明けで、しかも慣れない環境で大変だったと思っております。コロナの影響か分かりませんが、体調が優れず保健室に来る児童生徒が増えていると聞いていますが、保健室の利用状況をお答えください。 124 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 125 ◯学校教育課長(上田 靖君) 保健室の利用状況についてお答えいたします。  6月1日学校再開以降、この6月、7月の2か月間で保健室を利用した1日当たりの児童生徒の数を調べました。そうしたところ、小学校5校では54名、中学校2校で14名というふうになっております。これは昨年度と比べてみますと、小学校では1.5倍、中学校では1.3倍というふうになっております。  各学校のほうの養護教諭におきましても、何となく体調が悪いという子どもの来室が増えたというふうに認識しておられます。保健室のほうでは、手当てしながらしっかり話を聞いて、気持ちに共感して、安心して教室へ戻ることができるように一人一人の子どもと丁寧に向き合っているところであります。  今後も、養護教諭のきめ細やかな対応に加えまして、担任、そしてスクールカウンセラーとの面談、これらを効果的に実施しながら、子どもたち一人一人が安心して学校生活を送ることができるように支援していきたいと考えております。 126 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 127 ◯3番(八倉巻正臣君) 今課長が若干増えたと。これはコロナの影響か、はっきりしたそういったものはちょっと分からないと。ちょっと聞いたところ、2か月間やっぱり外出できないということもあって、子どもたちは歩くこともなく、走ることも運動もないということで、体力的にちょっとひどくなってくるというのもお聞きしました。もちろん心のケアも大事だと思いますが、そういった体力的、あと思いつきませんが、そういったようなこともあると思うので今後指導していってほしいと思います。  次に、2)に行きます。  小中学校の不登校者数は、年々ばらつきはあるものの、減少はしていないと思われます。現在の不登校者数とその原因をお答えください。 128 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 129 ◯学校教育課長(上田 靖君) それでは、不登校の人数、そして原因につきましてお答えしたいと思います。  今年度調査したところ、1学期に30日以上欠席した小学生は8名、中学生は26名。その理由の多くが、無気力だとか不安、体の不調ということになっております。集団生活が苦手であったり、生活習慣が乱れていたり、一人一人において様々な原因があります。中には、臨時休業中にゲーム使用時間が大幅に増加して、生活リズムが崩れたために登校できない、そういう児童生徒も数名おります。  現在、不登校である児童生徒の多くが、昨年もしくはそれ以前から継続している状態であります。今後も本人及び保護者に寄り添いながら、適応指導教室だとか医療機関と連携する、そしてカウンセリング指導員、スクールカウンセラー、これらを活用して根気よく取り組んでいきたいと考えております。 130 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 131 ◯3番(八倉巻正臣君) 今数字を言われて、8名と26名ということで、原因が無気力、不安、ゲームのし過ぎみたいな。25年のときは小学校で最も多いのは親子関係で約3割、小学校では親子関係で親の叱責により落ち込んで学校に行かないという状況もあったそうです。中学校では勉強ができないことが大きな要因で、友達関係に悩んでいるというのも起きているそうです。今から7年ほど前。これは、年々そういった原因とか要因とかというのは変わってきますが、やっぱりそのことをしっかりと把握してもらいたいと思います。  それで、そういった子は、今課長も言われたように、スクールカウンセラーや臨床心理士というものも多分あると思います。心のケアなどに関してはやはり専門家の知識などが必要かと思いますが、現在のスクールカウンセラーや臨床心理士の状況はどうなっておりますか。お答えください。 132 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 133 ◯学校教育課長(上田 靖君) スクールカウンセラーは臨床心理士の資格を持った方がなっておられます。市内は2名、この2名は中学校区に1名ずつ県のほうで配置していただいております。各校週に1回配置しておりまして、子どもたち、保護者も含めてですが、悩みだとか不安、そういうふうな心の問題を改善、解決していっていただいております。  相談内容では、今も言われたように、友人関係だとか家庭環境について、そして不登校に対してだとか発達障害について、そういうような相談が多く上がっていると報告を受けております。 134 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 135 ◯3番(八倉巻正臣君) スクールカウンセラーが東西の校区に1名ずつ。聞くところによると、小学校、中学校を回っておられると。西中なら西中校区、東部なら東部校区を回っておられる。これは学校側からすると、とても助かると聞いております。何が助かるのかというと、小学校から見ている子が中学校に上がっていけば、やっぱりその状況とかを把握しているので相談にも乗りやすいというふうに聞いております。  それで、今後、時代と言えば時代なのかもしれませんが、心のケア的な問題とかもたくさん抱えてくる子が出てくるだろうと思います。これ、県から配置って今言われましたが、スクールカウンセラーの増員と、スクールカウンセラーは時間が決まっていると思うんです。1日4時間とか、4時間の2時間で6時間で、カウンセラーが見ている時間というのは多分5時前だと思うんです。親御さんもそういった子どもの相談とかは必要かなと思いますので、時間の対応を5時以降でちょっと考えてもらえないかなと思います。答弁願います。 136 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 137 ◯学校教育課長(上田 靖君) 確かに悩み相談の件数も増えているところかと思います。そういった面で、人員の増員、そして時間の増加、そういうことが必要になってくると思います。  今議員さん言われたように、本当にニーズの高い方々なので、そのことは県のほうでも十分認識しておられますし、私どもから県のほうにも要望は絶えずしているところです。今後もまた要望し続けていきたいというふうに思っております。 138 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 139 ◯3番(八倉巻正臣君) それでは3)に行きます。  中学3年生は来年、受験を控えております。来年1月末には3年生の授業が終わり、その後、高校受験に挑むものと思います。コロナの影響で約2か月遅れの授業日数の対処はどうなっておりますか、お答え願います。 140 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 141 ◯学校教育課長(上田 靖君) 中学校3年生の授業日数の回復については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために4月13日から臨時休業を実施しました。そのことで不足した日数が31日間というふうになっております。  各中学校のほうでは、これまで授業時数を確保するために、5月末に分散登校を行ったり、また夏季休業期間を前後短縮しました。これらで約半数回復してきているところです。また、感染リスクの高い行事を縮小したり中止したり、そのことで準備の時間も含めて授業時数が確保されてきております。それから、1日の授業を6こまのところを7こまに1時間増やす、そういう日を週に一、二回設定しておりまして、今後もその取組を継続することで、近いうちには遅れを回復できるものというふうに捉えていますし、また余剰の授業時数を生み出すこともできるというふうに考えております。 142 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 143 ◯3番(八倉巻正臣君) 31日間授業ができなくて、今現在で半数回復、7限まで週一、二回で近いうちに回復していくということだと思いますが、再質問なんですけど、今31日分の学習を教師も生徒も取り戻そうとする。そしたら、どうしてもスピードについていけない、授業が分からない、勉強についていけない生徒がそういったことに対して出てきていないのでしょうか。もしそうであるなら、そういった子のために補習など、そういった対策も必要かと思われますが、お答えください。 144 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 145 ◯学校教育課長(上田 靖君) これまでは、今言われたように、学習内容をとにかく取り返すことで先生方も一生懸命になっておられたかと思います。今少し余裕も出てきたところで、また楽しく分かりやすい授業に努めていただきたいというふうに思います。  また、遅れている子どもたちに対して、来週からなんですが、放課後学習サポート事業を実施しまして、学校のほうで自主的な学習に取り組む時間、これを放課後に設定してそこで質問に応じる、そういう人員も配置していくことを今取り組もうとしております。 146 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 147 ◯3番(八倉巻正臣君) 対策などは練っておられるということで、今課長のほうから放課後サポート、授業でそうやって分からない子。これは誰が来てもいいということですか。この放課後サポートに対して生徒は。 148 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 149 ◯学校教育課長(上田 靖君) 基本的に希望参加ということになります。東西ではそれぞれの考え方がありまして、中学校3年生に限定する学校もありますし、1年から3年まで広く希望を募る学校もあります。 150 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 151 ◯3番(八倉巻正臣君) 丁寧な対応を生徒にももちろんしていってもらいたいと思います。  もう1つ、これは休校中だったから仕方がないことだと思いますが、今年は中学校全学年、1学期の中間テストは実施していないと思います。中3にとっては高校推薦や進路、これは2年生の成績、3年生の1学期、2学期の成績などを参考にしていくと思いますが、例年に比べ生徒たちを先生が適正に判断しにくいと思われますが、推薦資料に影響はないのでしょうか。 152 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 153 ◯学校教育課長(上田 靖君) 学校のほうでの評価は、もちろん考査等の結果も考慮しますが、そればかりでなくて、ふだんの学習のことだとか課題だとか、そういうものから評価していきますので、そこは影響はございません。 154 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 155 ◯3番(八倉巻正臣君) それでは、4)の今後、感染症がもし起きた場合、第2波、第3波の対策は。お答え願います。 156 ◯議長(石倉 彰君) 上田学校教育課長。 157 ◯学校教育課長(上田 靖君) 今後、第2波、第3波が発生したときの対策については、学校が再び長期休業なった場合には、学校、そして家庭と同時双方向によりますオンライン授業の実施が必要というふうに考えております。今現在その準備を進めているところです。  具体としましては、国のGIGAスクール構想によりまして、今年度中に1人1台のタブレット端末が実現することになりました。今後、11月から2月にかけて順次小中学校に配備するということになっております。配備する優先順位としては、中学校3年生を最優先するというふうに考えています。  また、調査によりまして、Wi-Fi環境のない家庭があるということがありましたので、国の2次補正予算を活用して、モバイルWi-Fiを購入して対象となる家庭へ貸与することも今想定しております。  学校側の準備としては、各小中学校にICT関連を担当される先生方がおられます。そういう教員を対象として、Zoomを利用したオンライン授業の実技研修会、こちらを8月に実施しました。また今後は、教員用のヘッドセットなど備品の準備も進めていきたいと思います。そして、これらの準備と併せましてオンライン授業の試験運用を行っていきたいというふうに考えております。タブレット端末が配備された後に、まず学校内でオンライン授業を行って子どもたちが使用に慣れる、慣れた後で家庭のWi-Fiと実際に接続して休業に備えていきたいというふうに考えております。 158 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 159 ◯3番(八倉巻正臣君) 次は4点目に行きます。4点目は、教育委員会と学校の関係についてお聞きします。  コロナの影響で、5月から9月に延期された中学3年生の修学旅行が中止となりました。その間、修学旅行を実施する前提での予算も計上されました。生徒、父母、学校などの意見を尊重するのも必要なことだと思いますが、しかし、この件は刻一刻と感染症の状況が変化し命にも関わることなので、執行機関でもある教育委員会が早めに判断し、中止という方向性を学校側に示す必要もあったのではないかと思うが、どのように考えているのかお答えください。 160 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 161 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) それでは、教育委員会と学校の関係について、特に今回の修学旅行の中止に関連してのご質問にお答えをいたします。
     修学旅行は中学生活での大きなイベントの一つであり、多くの生徒にとって一番思い出に残る行事であります。また、修学旅行の積立てを入学時から行っているほか、行き先や内容等について生徒の意見も取り入れられており、多くの生徒が待ち望んでいたものと考えております。  両中学校におきまして、延期を決めた5月から内容を見直すこととして、キャンセル料金が割増しとなる8月末を目安に、実施の可否等について決定することとしておりました。ご承知のとおり、行き先である関西方面の新型コロナウイルス感染者数が7月中旬頃から大きく増え始めたことなどを鑑みまして、保護者のご意見を参考の上、8月7日に教育委員会と各学校におきまして協議を行い、生徒の安全面を最優先に考え、両中学校とも中止の決定を行ったところであります。生徒に対しましては、夏季休業明けの8月24日に担任から中止の決定を知らせております。もっと早めに教育委員会が方向性を示すべきだったというご指摘ではありますが、生徒の気持ちと安全面等を期限いっぱいまで各学校と教育委員会と協議した結果であるということをご理解いただければというふうに考えております。 162 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 163 ◯3番(八倉巻正臣君) 今、生徒の安全面を考え中止にしたと。だけど、今回のこれに関しては、4月7日に大阪を含む7都道府県が緊急事態宣言を行いました。大阪では緊急事態宣言解除後、5月21日なんですけど、ゼロ人や数名の日がありましたが、6月半ば過ぎから感染者が出てきており、7月1日に10人、10日に22人、20日に49人、そして行き先のUSJクルーの感染者確認もテレビ報道でありました。その後、大阪ではうなぎ登りで感染者が増え続けています。  生徒の安全を考えるなら、やっぱりこういったタイミングで中止という判断、いろいろ子どもたちとか親のことを考えるのは分かりますが、タイミングは幾らでもあったと思われます。  それと、学校からの中止の決断を受けて、その発表を中止の決定から発表まで、今言われたように約3週間延ばす必要性がどこにあるのか私自身疑問を持ちました。教育委員会の説明では、担任自らが生徒たちに伝えたいとのことでしたが、なぜそこまで担任、校長、学校の意見を重視する必要性があるのかお答えください。 164 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 165 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 最初の答弁でも申しましたとおり、子どもたちにとって修学旅行は中学校3年生の実施の時期だけではなく、1年生の時点から、例えば宿泊学習とか校外活動による班別行動等々を踏まえた上での3年生の修学旅行ということであります。当然、学校としては、子どもたちがすごい楽しみにしていることを外部が決定したのを、例えば新聞で子どもたちが見たときにどう思うかというところを学校あるいは教育委員会においても心配したところであり、そこは大変迷ったところではありましたが、担任のほうから子どもたちに最初に伝えると判断させていただいたところはご理解をいただきたいというふうに考えております。 166 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 167 ◯3番(八倉巻正臣君) ちょっと時間がないもので先に進ませていただきます。  5点目は、水防対策についてお聞きします。  近年、台風や大雨の影響で河川による増水、堤防決壊や浸水をもたらし、甚大な被害が起きている。本川の水位が高い場合、支川から本川への流入が起こらず、そのために支川の水位が上昇するバックウォーター現象が原因の一つと考えられます。  魚津市も河川が多く、バックウォーター現象が起こり得る場所の把握をし、早めの水災害対策はしておかなければならないと思うが、市の見解は。お答えください。 168 ◯議長(石倉 彰君) 西川建設課長。 169 ◯建設課長(西川 聡君) 水防対策についてのご質問にお答えいたします。  大雨により増水した2つの河川の合流点におきまして、小さいほうの川が流れにくくなりまして水位が急激に上昇し、それによって堤防の決壊ですとか溢水が発生するということをバックウォーター現象と申します。  本市におきましては、平成26年7月19日の夜から20日の未明にかけての豪雨におきまして、二級河川角川と角川支川の二級河川坊田川の合流点の大光寺地内におきましてバックウォーター現象というのが起こりまして、床下浸水の被害が発生しております。  角川におきましては、二級河川が3河川、準用河川が3河川も合流しておりまして、バックウォーター現象の起きる可能性が高いというふうに考えております。  このため県におきまして、平成30年度から令和2年度にかけまして、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策ということで、堤防決壊を防止する対策ですとか河床整備、主に川の中の土砂を掘削する整備ですとか繁茂した雑木の伐採等を行っております。  今後も適切な維持管理を進めていただくように県に要望してまいります。あわせまして、市のほうの管理する河川につきましても適正に管理していくように努めたいと考えております。 170 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。 171 ◯3番(八倉巻正臣君) 災害はいつ起こるか分からない。そのために備えは必要だと思います。事前に要望していくことがとても大事なことで、そのためにも国、県、市がしっかりと連携し、防災・安全交付金など有利な交付金を活用し、事前防災、減災対策に取り組んでいってもらいたいと思います。  6点目はできませんでした。申し訳ない。すみません。  以上で終わります。 172 ◯議長(石倉 彰君) この際、換気等のため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後2時といたします。  午後 1時50分 休憩        ─────────────────────────  午後 2時00分 再開 173 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  9番 金川敏子君。  〔9番 金川敏子君 登壇(質問席)〕 174 ◯9番(金川敏子君) 9月定例会に当たり一言述べさせていただきます。  8月29日に安倍総理が体調悪化のため辞任表明されました。まさかと思いました。自民党政権になり7年8か月で、最長政権であったがまだまだやっていただきたく、残念でなりません。仕事が道半ばの総理はもっと残念だと思います。東日本大震災後の整備、デフレ脱却、外交で日本をアピールし世界でも信頼されていた総理であった。  2018年に富山市のANAクラウンプラザホテルで講演会がありました。県内の市町村別に総理と写真を撮りました。その後、偶然にも、魚津市の女性役員たちがやかましかったんだと思いますが、総理がそこへ来られて、「写真撮る?」と言われまして、総理を囲んで写真を撮っていただきました。そのときは生き生きと、にこにこ顔のいつもの穏やかな総理の顔が思い出されます。健康を回復され、今後のご活躍を祈ります。  では、質問をさせていただきます。  1番です。家賃支給給付金について。  新型コロナウイルス感染症を契機とした5月の緊急事態宣言の延長等により、売上げの急減に直面する事業者の事業継続を下支えするため、地代、家賃(賃料)の負担を軽減する家賃支援給付金の申請受付が7月14日に開始されました。  対象となる要件について簡単に説明します。一つ、個人事業者の自宅兼事務所の家賃は要件を満たせば対象です。一つ、借地の賃料も要件を満たせば対象です。一つ、賃貸借契約上の貸主の名義と現在の賃貸人の名義が異なる場合も対象になる場合があります。一つ、賃貸借契約上の賃借人(借主)等の名義人と実際に賃料を払っている申請者とが異なる場合も対象になる場合があります。  この中で、対象となる方が親子関係の賃貸借の場合はこの支援は対象になりません。一等親以内の関係です。  この親子関係の賃貸借は、中小企業の方が多くを占めます。中小企業は事業活動を通して日本の雇用の大部分を支える一方で、我々にとって欠かせない財やサービスの提供を行っています。また、こうした中小企業者の積極果敢な挑戦が産業構造に絶え間ない新陳代謝をもたらして経済成長を牽引し、多様な経済社会の創造に寄与しています。地域を、日本をより元気にする、その原動力となるのは、全企業の99.7%を占め、我が国経済を支える中小企業の皆様にほかなりません。親子で中小企業を守ってきた人たちにこの家賃支援給付金が支給されないのです。国が決めた仕組みですが、親子関係の賃貸借も対象になるように働きかけはできませんか、もしくは市単独の事業としてできませんか。お願いいたします。 175 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 176 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 金川議員のご質問にお答えいたします。  国の家賃支援給付金につきましては、議員ご指摘のとおり、親子間の賃貸借は対象外とされております。その理由を経済産業省のホームページで見ますと、賃料不払いを理由として退去等を求められ、事業継続が困難な事態に至る蓋然性、いわゆる確実性は決して高くないことから、家賃支援給付金の趣旨に鑑み、給付対象外というふうになっております。国に対する対象者拡充の働きかけにつきましては、今後の状況を踏まえて検討してまいりたいと思います。  一方、市のほうでございますが、富山県知事の休業要請等により売上げの減少した事業者を対象に、市議会5月臨時会後7月31日までの期間、家賃を含む固定費に対して給付金を支給しておりましたが、賃貸借人の関係性は条件にしておらず、例えば親子間であっても支給対象とさせていただいたところでございます。  今後も市内事業者の状況を見ながら、ご意見、ご要望等も踏まえ、市といたしまして、事業の継承という観点も含めまして、必要に応じて支援策を検討してまいりたいと考えております。 177 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 178 ◯9番(金川敏子君) すみません。私、勉強不足で、県のその支援について分からなかったんですが、それは7月31日までの申請のものということですか。 179 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 180 ◯産業建設部長(宮野司憲君) こちらにつきましては、県の休業要請を受けまして市が独自に家賃等の助成を行ったものでございまして、こちらを7月31日までの期限として給付させていただいたところでございます。 181 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 182 ◯9番(金川敏子君) その期日に間に合わなかったということはちょっと残念なのですが、一言言わせてください。  有限会社で家族経営が多いですが、親から子へ経営が変わっても土地建物の名前、名義は変えにくく、会社は親へ家賃を払います。親はその家賃を基に所得税を払い、固定資産税を払います。今、コロナ禍で売上げが半分以下になり倒産の危機もありますが、支援の対象になりませんか。今、国はならないということを聞いているんですが、今まで順調に固定資産税も、大きいわけなんですが払っていました。万が一、多額の固定資産税も延滞になる可能性があります。親子は駄目だが、祖父母とか孫の賃貸は対象になるとなっていますが、これから何かまた方法はありませんか。 183 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 184 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 最初のご答弁でも申し上げましたとおり、この市の最初の給付金につきましては親子関係でも大丈夫というふうにさせていただいておりますので、今、経済界を見させていただきますと、事業継承といったところが非常に大きな問題になっているかと思います。そういった意味でも、議員ご指摘のとおり、こういったところをいかに市として支えていくかというところもこれからの大きな課題となっていきますので、支援策について十分検討してまいりたいと思います。 185 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 186 ◯9番(金川敏子君) またお願いいたします。  では、続いて次に行ってもよろしいですか。 187 ◯議長(石倉 彰君) はい、どうぞ。 188 ◯9番(金川敏子君) では、2番目の有害鳥獣対策の推進についてお願いいたします。  中山間地域における過疎化や里山の荒廃、農業者の担い手不足などによる耕作放棄地の増加に伴い、イノシシをはじめとする有害鳥獣を要因とする様々な被害が増加しております。従来型の電気柵の設置、撤去にかかる労力や維持管理が、過疎や高齢化が進む集落には大きな負担となっています。これを受け、国の交付金等を活用させていただき、維持管理の省力化を図ることができる耐久柵の設置を進めてもらいたいと思っております。  豚コレラの感染拡大防止のため捕獲強化対策に協力しており、埋設処分には交付金等を活用させていただき適正な処分を行っていると思います。ただ、捕獲強化に伴い捕獲頭数は年々増加しており、埋設場所の確保が困難であることや埋設作業にかかる負担が大きいことが課題となっております。  今後、農村を守り、鳥獣被害を総合的に防止する対策を実施するに当たり、県においての支援のみならず、必要な予算の確保を国にも強く働きかけていただくように、次の事項について質問させていただきます。  1つ目です。侵入防止恒久柵の設置に対する支援の状況と予算の確保について問います。 189 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 190 ◯産業建設部長(宮野司憲君) お答えいたします。  鳥獣による農作物の被害の軽減を図るために、集落等をエリアとして設置する金網の侵入防止恒久柵がございますが、これまで県単事業の鳥獣被害対策強化支援事業を活用して設置された地区が市内では1地区ございます。4年間で延長約5.6km、事業費約1,500万円で設置いただきました。県単事業は、受益農家戸数が少なく費用対効果が基準を満たさない場合といった、いわゆる国の補助対象とならない侵入防止柵の整備に必要な経費を支援する制度でございます。ただし、この県の事業につきましては、4分の1以上の地元負担が必要となってきます。  侵入防止恒久柵の設置につきましては、国交付金でも整備の対象となれば導入は可能であることから、県単事業での導入も含めまして、要望される地区は恒久柵の設置を検討していただきたいというふうに考えております。  また、予算の確保につきましては、さらなる被害の拡大を招かないためにも、そして、鳥獣による被害により農林業者の営農意欲の低下や耕作放棄地の増加等につながらないためにも、地域の実情、要望に応じ適時恒久柵設置ができるよう、国、県に対しまして引き続き要望してまいりたいと考えております。 191 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 192 ◯9番(金川敏子君) ありがとうございます。  昨年、ブドウが猿の被害に遭いまして、個人でやっておられる上野方のほうのブドウ畑とか、それと坪野のほうの水田の耐久柵を私個人で見に行ってきました。今のものと比べてすごくいいなと思いましたが、これを入れるときの年間の予算とか、何mまでとか、そういうこともあったと思いますが、これからその金額の確保とかの計画はどのようになりますか、教えてください。 193 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 194 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 今ほど申しました坪野地区につきましては約5.6kmで1,500万円の経費がかかったというふうになりますが、国の事業だと負担はほとんどないというような状況になりますので、ただ、一定程度の要件が必要となってきます。  先ほど申しましたとおり、各地区からこういった状況をお伝えさせていただいた上で設置をしていただければというふうにも思っておりますので、そういったご要望があれば、しっかりと予算の確保に向けた取組もさせていただきたいと考えております。 195 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 196 ◯9番(金川敏子君) ありがとうございます。  力強いお言葉なんですが、今度その該当されるところの農業をやっておられる方が大分高齢になっていまして、まだ若い世代なら、よしやろうかなという気持ちにもなると思うんですが、その辺の絡みも、いいことだよと言って教えてもすぐ実行されるかどうか今分からない状態ですが、いろんなことをまた説明していきたいと思います。ありがとうございます。  では、2)のほうに行きます。イノシシ捕獲強化等の支援の状況と予算の確保について問う。お願いします。 197 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 198 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 捕獲強化の支援ということでございますが、捕獲手当の支援、捕獲おりの増設、消毒資材の配布を実施しているところでございます。  捕獲手当につきましては、イノシシの成獣を捕獲していただいた場合、捕獲者に対し1頭当たり市から1万円、国から7,000円が支払われます。これに加えまして、昨年よりCSF、いわゆる豚コレラの対策といたしまして、県から1頭当たり7,000円が上乗せされております。  令和元年度の実績といたしましては、国から186万5,000円、県から146万3,000円、市から297万円が捕獲者に支払われており、合計で629万8,000円の支払いとなっております。  イノシシの捕獲おりにつきましては、国の交付金を活用し、要望があった地区におりを増設しておりまして、平成27年に2基、平成28年に3基、令和元年度に5基新設いたしまして、現在、合計でこれまで79基設置いたしております。  捕獲活動に係る資材の配布につきましては、昨年より消毒物品等を捕獲者に配布いたしまして適正な捕獲活動を推進していただいております。CSF(豚コレラ)の状況や捕獲者の人手不足を踏まえまして、引き続き国及び県に対しまして、予算の確保のみならず事業の拡充も要望してまいりたいと考えております。 199 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 200 ◯9番(金川敏子君) ありがとうございます。  金額もありますが、猟友会の皆様には本当にお世話になっていると思います。  では、3番目のほうに移りたいと思います。  捕獲イノシシの新たな処分方法は検討されていますか。 201 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 202 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 現在、CSF(豚コレラ)感染拡大防止といたしまして、黒部市の新川地区獣肉生産組合にイノシシを搬入できないため、市内で捕獲したイノシシは全て国のマニュアル及び県の通知に基づきまして市内の特定箇所に埋設処分しており、捕獲者にとって大きな負担になっているものと思っております。  これを受けまして、獣肉生産組合においては、県の事業を活用したジビエ利用検証事業を9月中に開始する予定とお聞きしております。これは、感染確認区域内での捕獲イノシシがCSFに感染しているかどうかを簡便な検査手法で確認いたしまして、陰性と確認されたイノシシをジビエに活用できるように検証していくものでございます。この検証結果を基に、国において年内にガイドラインが策定される予定とお聞きしております。新たな処分方法ではございませんが、市としても本事業に協力いたしまして、一日も早く捕獲イノシシのジビエ利用が再開し、捕獲者の負担軽減につながるよう努めてまいりたいと思います。 203 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 204 ◯9番(金川敏子君) 黒部市で検査に受かったものをジビエ料理の肉にするということですが、今どれくらいやっておられますか。今は全然ですか。 205 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 206 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 今、この豚コレラの関係もございまして、搬入の受入れはされておられません。
    207 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 208 ◯9番(金川敏子君) 分かりました。  では、4番目に行きます。  豚コレラを処分する焼却施設などの計画はありますか。お願いします。 209 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 210 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 県内におきましては、CSF(豚コレラ)感染のイノシシに限らず、富山広域圏が立山町にイノシシの焼却施設を建設予定でございまして、2022年4月の稼働に向けまして準備をされているとお聞きしております。  また、朝日町が焼却処分の前段階といたしまして、町内で捕獲されたイノシシの解体処理施設の建設を検討していると伺っております。  本市におきましては、現在、焼却施設建設などの具体的な計画はございませんが、焼却施設建設などを含めた新たな処分方法について検討していただくよう、国、県へ要望しております。今後も、県、周辺自治体と協議しながら、捕獲者の負担軽減となるような処理方法、処理の在り方を検討してまいりたいと考えております。 211 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 212 ◯9番(金川敏子君) 先ほど立山町と朝日町は町内限りということですが、立山町とかは魚津のものを頼むと言っても今はそういう具合にはならないんでしょうか。 213 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 214 ◯産業建設部長(宮野司憲君) この件に関しまして、まだ立山町、富山広域圏、朝日町等にはアクションを起こしておりませんので、どういう結果が出るか分かりませんが、声をかけてみるというのを選択肢の一つかもしれないです。 215 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 216 ◯9番(金川敏子君) これからイノシシがどれだけ増えるかどうか未知数でございますが、もしほかで捕っていただけるものなら捕っていただいたほうが魚津市としては助かるなとちょっと思いまして、また交渉していただきたいと思います。  次、5番目に行きます。  豚コレラによるイノシシの捕獲数は以前から比べ減りましたか。また、猿、熊、カラスなどの鳥獣の捕獲数の推移はどうですか。 217 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 218 ◯産業建設部長(宮野司憲君) まず、イノシシの捕獲数についてお答えいたします。今年7月末時点では38頭となっておりまして、昨年同時期と比べ約3分の1となっております。  そのほかの鳥獣の捕獲数につきましては、7月末時点で猿が12頭、熊が3頭、カラスが9羽となっております。猿は昨年同時期と比べまして約2分の1、熊は昨年並みとなっております。カラスにつきましては、昨年まで稼働しておりました捕獲おり、これが休止しておるような状況でございますので、昨年同時期に比べ約9割以上減となっております。 219 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 220 ◯9番(金川敏子君) カラスの被害でございますが、以前、蛇田におりを3年間ほど置いたことがありまして、すごくカラスが減ったわけなんです。被害も減ったんですが、その後、下野方地区というか梨のあの辺へ移って行ったんですが、また増えてきております。ただ、捕獲はしていないので、数の中に入っていないのかなと思います。  それと、私、素人ながらに思うんですが、豚コレラによってイノシシの頭数が、今生きているイノシシの頭数のカウントはしておられない感じなんですが、例えば昨年、おととしから比べて全体の数は、感じ的でいいんですが、減っていると思われますか、同じ足踏みだと思われますか。 221 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 222 ◯産業建設部長(宮野司憲君) イノシシにつきましては、具体的に申し上げますと、平成27年が58、28年が174、29年が261、30年が300、令和元年度が470ということでございますので、やっぱり議員ご指摘のとおり増えているというような状況にはなっております。 223 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 224 ◯9番(金川敏子君) ありがとうございます。  今年もブドウに被害があったと思いますが、いろいろとまたご協力していただかんならんことがたくさんあると思います。またよろしくお願いいたします。  では、3番目の河川片貝川水系布施川改修事業の促進について質問したいと思います。  1)番、二級河川片貝川水系布施川改修事業の促進について。  片貝川・布施川河川総合整備促進期成同盟会の総会に、8月19日に出席しました。黒部市犬山から黒部市中陣までを目標に昭和36年から着工されています。この事業は、私が一番最初に議員になったときに、中陣橋までを目標とするということになっておりましたが、今徐々に目標が上流のほうに上がってきていると思います。また、少し上流の布施爪地区では、布施爪橋の上と下なんですが、川の蛇行と布施爪橋を補強する川底がコンクリート部分のため、川砂が川底の半分以上に堆積し、大雨のときは堤防の決壊の直前くらいまでになります。想定外の雨があったときには大変なことになると思います。それで、上流までの工事の延長を要望いたしますが、県や国への働きかけはできませんか。お願いします。 225 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 226 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 二級河川片貝川水系布施川は、県が昭和36年度より護岸等の整備を進めておられますが、終点は、議員ご指摘のとおり、長引野地内の屋ツ谷川が合流するところと伺っております。近年の台風、豪雨等自然災害を踏まえまして、防災のための機能維持を目的とした護岸整備や川床掘削、樹木の伐採等が行われてきております。  また、平成10年8月13日の集中豪雨によりまして、洪水で、旧国道8号線の山側のエリアの護岸におきまして川の蛇行部分の付近が欠損いたしまして、濁流が人家のすぐ近くまで迫る被害が発生しております。記憶に新しいところかというふうに思います。これらの状況を踏まえ、布施爪橋上流の整備につきましても、今後、県と協議してまいりたいというふうに考えております。 227 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 228 ◯9番(金川敏子君) 平成10年の話ですが、もうはや二十何年前なんですが、テレビにそのあふれているところが出まして、魚津市蛇田地内となっているものですから、富山に住んでいる娘から家は大丈夫かと電話が来たことを今のお話で思い出しました。  その布施爪の話なんですが、8年前に川底の土砂を撤去する工事を県にしていただきました。それから10年たたないんですが、また土砂が堆積してきまして、地元の方が県のほうに昨年より要望中で、まだ実行されておりません。  日本全国どこでも集中豪雨がある中、いつどうなるか分かりません。布施爪で決壊すると、下流の圃場整備が終わっているいい田んぼが全部被害に遭う可能性もあるわけなんですね。それと人身被害も起こると思います。早めにまたこのことをやっていただきたいなと思いますが、ちょっと一言お願いいたします。 229 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 230 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 先ほどしおかぜを代表されての石崎議員様のご質問にお答えしましたとおり、河川部の上流での浸水等につきましては、非常に下流に及ぼす影響は大きいものと思っておりますので、少しでも早くまた県と協議を進めまして、整備をしていただくように要望してまいりたいと思います。 231 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 232 ◯9番(金川敏子君) 魚津市の県に対する要望の中にもこれが入っていたと思いますが、またよろしくお願いいたします。  では、時間も早いですが、4番目に行きます。未利用地の活用についてでございます。  1)労災病院横の過去の計画の子育て支援プラザ予定地であった土地の今後の利用計画について問います。お願いします。 233 ◯議長(石倉 彰君) 南塚民生部長。 234 ◯民生部長(南塚智樹君) 未利用地の活用について等のご質問にお答えいたします。  労災病院横の土地につきましては、平成25年1月に土地収用法による事業、仮称でありますが、保健・医療・介護連携拠点施設建設事業の認定を受け取得した土地でございます。当初は、医療、介護、福祉が一体となった拠点施設の計画を立てておりましたが、建設時期やほかの大型施設建設との調整を図る中で、建設する施設の内容等についても検討を重ねてまいったところでございます。その後、平成28年度に新たに産科構想を計画することとなり、分娩環境の整備に併せまして、母子保健事業と子育て支援に特化した(仮称)子育て支援プラザの建設を目指すこととしたところでございます。しかしながら、平成31年2月に、主に財政的な理由によりまして、産科構想に併せて同施設の建設も中止としたところでございます。  令和2年度からは、魚津市行財政改革大綱及び財政健全化計画に基づき、令和6年度までの5年間、行財政改革としての取組を強化することとしているところでございます。  当該土地の今後の利用につきましては、具体的な施設等の整備計画が明らかになるまでは、普通財産としての有効活用を図ってまいりたいと考えておるところでございます。 235 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 236 ◯9番(金川敏子君) それこそ答弁にありましたとおり、今何か触って投資するような状況では魚津市はないなと私も思っております。ただ、いい土地があるもので、これはいつも気にかけていかなければならないと思ってこの質問をさせていただきました。  公共施設再編計画で、まずトータル的に魚津市の面積の縮小を目指しています。本庁舎新築計画の中には、分庁舎を入れ、健康センターも本庁舎に入れるなど、大まかな目標を上げていますが、これについてはどうですか。ちょっと質問には書いていなかったんですが、この答えはしにくいかもしれませんね。いいですか。すみません。 237 ◯議長(石倉 彰君) 南塚民生部長。 238 ◯民生部長(南塚智樹君) ご質問の健康センター等の本庁舎への取組、ここら辺もかねてから庁舎の建て替えという中で大きいテーマになってくると思っております。従来持っておりました子育てを支援する施設を整備したいという気持ちがあったところなんですが、健康センターは大きい役割を担っております。そういったところも併せて、新しい庁舎、そういったものの計画が早く立てられるような魚津市になればいいなというふうに思っております。 239 ◯議長(石倉 彰君) 9番 金川敏子君。 240 ◯9番(金川敏子君) どうもありがとうございました。  ちょっと時間が早いですが、これで質問を終わらせていただきます。 241 ◯議長(石倉 彰君) この際、換気等のため暫時休憩いたします。  再開予定時刻を2時40分といたします。  午後 2時32分 休憩        ─────────────────────────  午後 2時40分 再開 242 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  15番 寺崎孝洋君。  〔15番 寺崎孝洋君 登壇〕 243 ◯15番(寺崎孝洋君) 9月定例会に当たり、3つの事項について質問をいたします。質問方式は、まとめて質問、まとめて答弁をいただく一括方式で行いたいと思います。  それでは、まずは決算についてであります。  今議会で令和元年度、いわゆる昨年度の決算報告書が提出されました。その内容を議会後半に開かれます決算特別委員会で承認するか否かを審議するわけでありますが、決算の委員会は委員会室での開催ということでもあり、ここ本会議のようにテレビやインターネットでは放映されません。昨年から財政難や財政危機と報道され、市民の皆さんも市の財政、また決算のことは大変気になるところかと思っております。  そこでお聞きをいたします。  昨年度の決算を市長はどのように捉え、どう評価されておられますか。専門用語などはなるべくそしゃく、軟らかくして、分かりやすくお答えをください。  次に、第5次魚津市総合計画についてであります。  先月末に、この計画について議論をしている魚津市総合計画審議会が開催されました。市のホームページにもアップをされておりますが、そこで提示をされた総合計画についての序論、基本構想案、また総合計画体系案についてお聞きをしたいと思います。  まずは、前回の第4次魚津市総合計画では、この体系図の中で最上位に基本理念として「ふるさとを活かし、誰もが主役のまちづくり」というものが掲げられておりました。この間提示された資料の中では、この基本理念というものがありませんでした。それはどのような考え方からなのかをお聞きしたいと思います。企画政策課長のご答弁をいただきたいと思います。  そして、総合計画全体のつくり方についてでありますが、総合計画は上位部分に長期的な計画として基本構想があり、その次に中期的な計画として5年ものの基本計画、そして下位に実施計画がつくられ、それら上中下位、いわゆる長期、中期、短期の計画で構成されているものだと理解をしております。その中で、私ども議会が可否、議決できるのは最上位の基本構想だけであり、中位、下位の基本計画、実施計画は議決の対象外であります。基本構想は粗筋といいますか骨組みといいますか、実際に事を進めていくには、来年度当初からスタートする基本計画及び実施計画というものがとても大事になるかと思っております。  そこでお聞きをいたします。これら基本計画及び実施計画は、誰が、どのように、いつまでつくられるのですか。これも企画政策課長の答弁をお願いいたします。  これも8月末の審議会資料で出されました資料の中に、序論として「魚津市を取り巻く社会状況」という項目がありました。その中にSociety5.0の実現というものが記載されており、ここで挙げられているということは、今後Society5.0という動きに対応していく必要があるからこそ記載をされているものだと思っております。  このSociety5.0というものについては、過去の議会でも少しばかり解説をされましたが、十分に理解できておりません。未来社会像とも言えるSociety5.0について、私も含め多くの方が分かるように説明をしていただきたいと思います。これも企画政策課長、よろしくお願いをいたします。  次に、公共施設再編計画についてであります。  人口減少、少子高齢化の進展に伴う財政不足などの課題を解決するために、平成26年に公共施設再編方針が策定され、そして本年3月に改訂版が再度策定をされました。その中には、喫緊、令和2年度末までに廃止または譲渡を目指すと記されている施設として2つの施設があります。1つは総合体育館、もう1つは新川学びの森天神山交流館であります。  そこでお聞きをいたします。  まず、総合体育館の進捗状況はどうなっておられますか。既存利用者の理解は得られているかなどを含めてご説明ください。また、廃止後の施設はどのようにされるのか。解体されるのか、それとも使わないけど管理だけはされるのか、どうされますか。  2つ目は、新川学びの森天神山交流館の進捗状況についてお聞きをいたします。  さきに締め切られた施設利用者の募集では誰もいなかったということでありますが、今後の考え方についてお聞きをしたいと思います。これは教育委員会の次長さんのほうからの答弁をお願いしたいと思います。  さっきから同様の重複する質問があったかと思います。その答弁に関しては簡便に答弁をいただければありがたいと思います。  壇上よりの質問はこれで終わります。答弁のほうをお願いいたします。 244 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 245 ◯市長(村椿 晃君) 寺崎議員のご質問にお答えをいたします。  まず決算についてのご質問でございますが、令和元年度におきましては、平成30年度に完了しましたよつば小学校の整備に続き、星の杜小学校の整備が完了するなど、小学校の統廃合を順調に終えることができました。  また、行財政改革に重点的に取り組んだ年であり、魚津市行財政改革推進委員会での議論やタウンミーティングにおけます市民の皆様との意見交換を踏まえ、財政健全化計画など今後の行財政の取組の方向性をお示しすることができました。  財政健全化については、令和元年度から早急に取り組み、予算執行時の経費の節減やふるさと納税の推進、あるいは市民税等の徴収率の向上、こういった面に努めたところであり、その結果、令和元年度の決算につきましては、実質収支が平成30年度からおよそ1.5億円改善をし、10億3,000万円余りとなったわけでございます。  令和元年度当初予算段階にありました約4.3億円の財源不足によります基金からの繰入れにつきましては、決算ベースで言いますと約0.8億円まで圧縮することができました。また、財政調整基金へ2億円余り積み増しを行うこともできたわけでございます。  しかしながら、先ほど来お話をしておりますけれど、現在、新型コロナウイルスの大きな影響が予想されております。その対策に係る経費や使用料、市税収入の減少など厳しい財政状況が予想されます。また、財政調整基金の残高につきましても、いまだ4億6,000万円余りということでございますので、引き続き気を引き締めて行財政運営に取り組んでまいりたいと考えております。 246 ◯議長(石倉 彰君) 江田企画総務部次長。  〔企画総務部次長 江田直樹君 登壇〕 247 ◯企画総務部次長(江田直樹君) 私からは、質問の2番、第5次魚津市総合計画に関するご質問について順次お答えしたいと思います。  初めに、総合計画の基本理念の考え方についてのご質問にお答えいたします。  現在の第4次魚津市総合計画では、本市のまちづくりを進める上での基本となる考え方として、「ふるさとを活かし、誰もが主役のまちづくり」という基本理念を掲げております。また、市民の皆様と共に長期的な視点でまちづくりを進める上で共有するまちのイメージとして、「心踊る うるおいの舞台 魚津 笑顔で絆つなぐまち」という将来都市像を定めていたところでございます。
     第5次魚津市総合計画の策定に当たりましては、これまでタウンミーティングや市民意識調査、総合計画審議会での審議、市内各種団体への団体意向調査など、様々な機会を捉えてご意見を伺ってまいりました。  とりわけ将来都市像については、10年後の魚津市を分かりやすく表現することにより、目指すべきまちのイメージを全ての市民が共有することが重要であると考えたため、次期総合計画では将来都市像を基本構想の冒頭に置くことといたしました。さらに、これまでの総合計画で用いておりました「基本理念」という文言を、より分かりやすく「分野横断的な視点」という文言に改め、まちづくりを進める上で土台となる3つの視点、1つ目に市民参画・協働、2つ目に持続可能なまちづくり、3つ目に魅力的な地域資源の活用と定めることといたしました。  この上で、現在、総合計画審議会で審議していただいている基本構想案では、将来都市像を「ともにつくる 未来につなぐ 人と自然が輝くまち魚津」としております。このフレーズには、市民の皆様との連携や協働、魚津を愛する全ての人と人とのつながり、魅力あふれる自然の継承、夢を持って暮らし続けることができるまちづくりなど様々な意味が込められております。  第5次魚津市総合計画については、市民の皆様と足並みをそろえて取り組んでいくことが何より重要と考えておりますので、その目的や意図、政策や施策の内容など、市民の皆様にしっかりと分かりやすくお伝えしていくことを十分意識してまいりたいと考えております。  次に、総合計画基本計画及び実施計画についてのご質問にお答えいたします。  第5次魚津市総合計画の作成に当たっては、24名の委員から成る魚津市総合計画審議会を組織し、基本構想及びこれに即した基本計画に関して、市長の諮問に応じて必要な事項を審議していただくこととしております。基本構想については11月下旬に、基本計画については2月中にそれぞれ答申をいただく予定でございます。  これを受けて、基本構想は令和2年12月議会において議決をいただきたいと考えており、基本計画につきましては令和3年3月議会においてご報告をさせていただく予定でございます。  また、実施計画については、第5次魚津市総合計画の前期基本計画期間である5年間に取り組む主な事業についてお示ししたいと考えております。具体的な策定方針は現在検討中でございますが、新年度予算等とも整合性を図りながら、令和3年3月下旬頃の公表に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  いずれの計画につきましても、審議会のご意見やご要望、市民の皆様の声などをしっかりと受け止め、市民の皆様をはじめ、議会と一体となってつくり上げる未来志向の計画となるよう、全力で取り組んでまいりたいと考えております。  次に、Society5.0についてのご質問にお答えいたします。  Society5.0につきましては、平成28年1月に閣議決定された第5期科学技術基本計画において、新たに示された我が国が目指すべき未来社会の姿とされております。狩猟社会に始まり、農耕社会、工業社会、情報社会に続く第5の社会の理想の姿であり、世界に先駆けた超スマート社会とされております。  Society5.0では、IoTと呼ばれる全てのものがインターネットでつながり、様々な情報が収集され、その大量のデータが人工知能によって解析されることで、地域課題解決の効果的なツールとなることが強く期待されています。  ご質問では、多くの方に分かるようにとのご指摘でありましたので、具体的な取組例を幾つか紹介させていただきますと、テレワークやサテライトオフィスの導入による時間や場所に縛られない柔軟な働き方、ドローンやセンサーを活用したスマート農業、高精細の映像等を用いた遠隔医療による地域間の医療格差是正、先ほども申し上げましたが、IoTを活用した高齢者の見守りサービス、あるいは自動車の自動運転など、そのほか防災や教育、産業面など多分野での取組等が示されております。  本市におきましても、様々な分野における情報通信技術の積極的な活用による地域の諸課題の解決と持続可能な地域社会実現に向けて検討を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 248 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。  〔教育委員会次長 窪田昌之君 登壇〕 249 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) それでは、公共施設再編計画についてのご質問にお答えします。  まず、総合体育館については今年度末で廃止になることから、定期的に利用されている団体の方々とは、来年度からの活動について他の体育施設の現状をお見せしながら調整を図っているところであります。理解を得られるよう丁寧な説明を行ってまいりたいというふうに考えております。  総合体育館の施設管理につきましては、来年度から新たな指定管理となる体育施設管理運営事業から除外しており、事務室、室内温水プールを管理するために必要な部分を除いた体育館部分や会議室等を閉館とする予定であります。  なお、体育館とプールは一体的な建築物となっているため、一部分の解体は困難なことにより、使用中止という対応にしていく予定であります。  次に、新川学びの森天神山交流館についてお答えをします。先ほどの自民党議員会の代表質問でもご答弁申し上げましたので重複するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。  利活用に係る事業者募集を行いましたが、結果としまして応募はございませんでした。  一方、利用者の皆さんの動きでありますが、交流館の存続を求める6,036名の連名による要望書が本年2月に提出されたところでありまして、引き続き8月には、魚津市文化協会や交流館の利用者で構成される利用促進会議が中心となって、交流館における持続可能な文化活動について考えることを目的とした学びの森みらい会議が組織されたところであります。  今後の考え方については、まず学びの森みらい会議と意見交換を継続して行い、新川学びの森天神山交流館における音楽をはじめとする芸術文化活動について令和3年度以降の対応を検討するとともに、議会ともご相談させていただきたいというふうに考えております。また、施設の利活用を行う民間事業者の募集についても、引き続き併せて考えてまいりたいというふうに考えております。 250 ◯議長(石倉 彰君) 15番 寺崎孝洋君。 251 ◯15番(寺崎孝洋君) それぞれの質問に対し丁寧な答弁をいただきまして、ありがとうございます。  まず決算の関係、市長に答弁いただきましたけれど、これについては前からの質問者で相当答えられている部分もあり、また、壇上でも言いましたけれど、決算特別委員会で細かな審査をやりますので、そこで議員が見た検証、分析、そういうものをさせていただきたいと思います。1番目の質問はこれで終わっておきます。  2つ目の第5次魚津市総合計画についてであります。  基本理念がなくなったよというところの関係でありますけれど、その代わりに分野横断的な視点を3つほど掲げさせていただいたという答弁だったかと思います。日本語で表記するよりも短いセンテンスでというふうなことなのかなと、市民に分かりやすくというところなのかなというふうな理解もできます。ただ、ここに関しては、市民がどう受け取るかというところもありますので、多分これはある程度形ができたら市民の皆さんに広く聞くことをやられると思いますので、そういうところもぜひ参考にしていただければなと思います。  Society5.0の関係であります。これも具体的な事例を挙げて説明していただきました。本当にありがとうございます。私も質問するからには、私なりに調べをさせていただいております。江田企画総務部次長の言われたように、内閣府の科学技術政策というところで解説がなされておりました。そこの中の項目に、こういう記載がありました。ちょっと読み上げさせていただきたいと思います。  それは「Society5.0による人間中心の社会」という項目で、「これまでの社会では、経済や組織といったシステムが優先され、個々の能力などに応じて個人が受けるモノやサービスに格差が生じている面がありました。Society5.0では、ビッグデータを踏まえたAIやロボットが今まで人間が行っていた作業や調整を代行・支援するため、日々の煩雑で不得手な作業などから開放され、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることができるようになります。これは一人一人の人間が中心となる社会であり、決してAIやロボットに支配され、監視されるような未来ではありません。また、我が国のみならず世界の様々な課題の解決に通じるもので、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)の達成に通じるものです」というふうに記載をされております。  ちょっとこれを私なりに短く解釈させていただき簡単に言いますと、IoTとかAI、またビッグデータ、情報通信技術を使って効率がよい便利な社会を目指すということだけでなく、究極の目標は、それらの技術を利用して持続可能な、そして人間中心の社会を目指すということを言っているのだなというふうに私は理解をしております。  ここで言いたいのは、基本計画案に今ざっと目を通させていただいたんですけれど、もちろんこれはまちづくりを書かれているので、その大きな手法とか方向性が書かれるのは当たり前だと思います。それももちろんなんですけど、私のちょっとした思いなんですけど、そこにもう少しプラスしたらいいんじゃないかなということ。これは何かというと、この手法、この方向性というのは、実は魚津に暮らす人、生活する人がより幸せになるための手法なんだ、そして総合計画なんだ、基本計画なんだというところをもう少し醸し出していただければ、打ち出していただければいいのかなというふうに私は思っております。そういうことを醸し出すことによって、午前中、企画総務部長も言われましたけれど、総合計画というのは市民協働、市民参画でやっていくんだよというふうなことを言われたかと思います。そのことがもっともっと広がっていく、市民と一緒になってこの計画を進めていくということにつながるのではないかなというふうに私は思っておりますので、ぜひそういうところをご検討いただければなというふうに思います。  その考え方について何か持っておられれば、江田次長のほうからご答弁いただければと思うんですが。 252 ◯議長(石倉 彰君) 江田企画総務部次長。 253 ◯企画総務部次長(江田直樹君) ご指摘の点はごもっともであろうかというふうに思います。  総合計画に掲げます様々な施策が、市民一人一人の豊かさにつながらなければ意味がありません。市民の方が夢と希望を持ち、安心して暮らし続けることができるまちづくりをぜひ進めたいというふうに思っております。  現在策定中の総合計画の体系におきましては、3つのまちづくり目標と、その下に13の政策分野を掲げております。その3つのまちづくり目標のうち、1番目が「ともにつくるまち」でございます。そして、そのまちづくり目標を実行するための13の政策のうち1番目、言うなれば、施策の体系の一丁目一番地に市民が主人公のまちづくりというものを置いております。その具体的理念や施策についてはこれからしっかりと入れ込んでいきたいというふうに思っておりますけれども、魚津市の将来像、政策、施策の方向性を市民の皆さんと共有して、いろんな年代の人、いろんな価値観を持った多様な人が、それぞれ地域づくりの担い手として1つの方向にまとまるよう行動していく、そんな社会づくりにぜひ努めたいというふうに考えております。 254 ◯議長(石倉 彰君) 15番 寺崎孝洋君。 255 ◯15番(寺崎孝洋君) ありがとうございます。  基本構想の中に書いてある方向性、それで市民と方向性を共有するということが大事、それと一緒になって動いていく、行動する協働というところも大事だと思いますので、またよろしくお願いいたします。  それでは、最後に公共施設の関係であります。  総合体育館と天神山の交流館のことについてお聞きをしました。総合体育館の関係については、今、利用者の方々に対して代替施設のご理解をいただいている最中だということであったかと思います。ぜひそこら辺りは進めていっていただきたいなと思います。  天神山のほうなんですけれど、まず代替施設というのが今のところ答弁の中で出てこなかったかなと。ちょっとそこが心配になってくるんですね。今利用されている方々というのは、学生さんとか大人の方々で個人利用されている方々、プロじゃない方々ですよね。そういう方々が利用されているというふうに僕は理解をしております。そしてまた、夏休みなんかは市内外からの団体さんも利用されているというふうに理解をしております。  何を言いたいかというと、そういう方々というのは、音楽という芸術文化の底支えという言い方がいいのかな、底支えをしてもらっている方々だというふうに僕は思うんですね。仮にその代替施設、3月でもう、えいや、なくなりましたよと、行くところがないんですよというふうになった場合に、音楽という文化の底支えという部分が極端な話なくなってしまうんじゃないかなという危惧を覚えるんですが、次長はどういうふうに捉えておられますか。 256 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 257 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 議員お話しされたとおり、確かに、特に音楽に関しては、学びの森の交流館はすばらしい施設というか環境に恵まれているというふうに思います。思いっ切り音を出して構わないという環境にあるところを考えると、たくさんの部屋というか、たくさんの方が利用できる環境にあるというところが、特に市内に限らず市外のほうからもたくさん利用されているという部分なのかなというふうに考えております。  公共施設再編方針の中では今年度いっぱいという部分がありますので、非常に3月末までは限られた時間でありますが、教育委員会としては、この音楽、芸術文化に関わる部分は、どうしてもやはり一番利用される皆さんの利便性を考えると何とかしてあげたいという部分もありますので、限られた時間ではありますが、今現在はみらい会議の皆さんとしっかりお話をしながらその方向性を定めてまいりたいというふうに思っております。 258 ◯議長(石倉 彰君) 15番 寺崎孝洋君。 259 ◯15番(寺崎孝洋君) 多分私と一緒の考え方だというふうに理解をさせていただきたいと思います。芸術的なところを存続していく必要があるというふうに思っておられると理解をさせてもらいたいと思います。  それで、今、次長の答弁の中で少し感じたんですけれど、私がこう言っているのは、天神山のあの施設、存続ありきという前提で話ししているのではないんですね。芸術とかそこら辺りが途絶えるというところを危惧しているというところであります。  今、芸術団体が多く集まって先を考えていくというところ、そこで話ししていくという話だったんですけれど、そこの場は多分、あの施設を残せ、残せという団体じゃなくて、芸術とかそこら辺りをどうやって存続していくか、次世代に送っていくか、魚津に根づかせるか、消えないようにする団体だというふうに理解をしているんですが、次長はどういうふうに捉えておられますか。 260 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 261 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 基本的にみらい会議のメンバーの皆さんは、各団体の文化の継承、伝承という部分を考えておられると思います。それぞれの立場はありますが、みらい会議の中に名前を連ねるということは各人それぞれ、いかにしてこの施設を持続可能なものにしていこうかという部分を考えておられると私は思いますので、利活用についての募集はありませんでしたが、受皿となるべく、いろいろと今後皆さんで考えていかれると思いますので、教育委員会としてはその部分をしっかりサポートしながら、よりよい結果が導き出せるようにしたいというふうに今現在は思っております。 262 ◯議長(石倉 彰君) 15番 寺崎孝洋君。 263 ◯15番(寺崎孝洋君) 施設がなくなると練習ができなくなるという背に腹は代えられない部分はあるかと思いますけれど、根本は芸術とかそこら辺りを継続していく、伝えていく、消えないようにするというのが僕は一番大事じゃないかなと思いますので、できれば教育委員会としては、そういうところを重視してお話を進めていっていただければなというふうにお願いをしたいと思います。これは要望としておきます。  これで全質問を終わりたいと思います。 264 ◯議長(石倉 彰君) この際、換気等のため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後3時25分といたします。  午後 3時16分 休憩        ─────────────────────────  午後 3時25分 再開 265 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめ延長したいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 266 ◯議長(石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決しました。  質問、質疑を続けます。  1番 寺口智之君。  〔1番 寺口智之君 登壇〕 267 ◯1番(寺口智之君) 皆様こんにちは。  令和2年9月定例会一般質問に当たり、自民党議員会より一括質疑にて個別質問をさせていただきます。  今回は4つの項目です。  まず最初の質問は、新型コロナウイルス感染症の影響下における教育関係の質問になります。  少し状況を振り返ってみますと、小中学校が今年は8月1日からの夏休みとなり、夏休み早々、8月5日に市内にて感染が確認されました。その後、県によるクラスター認定などもあり、人口4万1,500人弱の魚津市としましては、本当に立て続けに感染が急拡大したという実感と、市民には危機感、不安感が生まれてしまったように認識しております。  魚津市のホームページの新型コロナウイルス感染症関連ページには、8月5日から6日、9日、14日と4回にわたり、「市民の皆さまへのお願い」として市長のメッセージが掲載されております。感染者数や状況の報告とともに強く語られているのは、感染された方を守るための市民への呼びかけの姿勢でした。  8月9日のメッセージには、感染拡大防止の行動として、手洗いの励行ということのほかに、「感染者をあたたかく見守るまち「うおづ」を目指しましょう」ということで、感染された方やその関係のある方への誹謗中傷が起こらないよう配慮を依頼する呼びかけが記載されています。私もこの姿勢には大きく同意いたします。  我々は、最初はもちろん誹謗中傷がいかに他人を傷つけるか、罪深い行為なのか分かっているはずです。最近のSNS等での誹謗中傷から自らの命を絶ってしまった方の報道なども目の当たりにし、この時代の大きな問題として捉えている方も多いことかと思います。  しかし、万一身近に感染が起こってしまった場合に、周囲に注意を促すための正義感だったり、情報を知らない恐怖心などがうわさ話に尾ひれをつけて、○○らしいけど本当かね、○○と聞いたけど××らしいねと不確定なまま広まってしまっているような状況がかいま見られたと思います。  前段が長くなってしまいましたが、こういったほかの方への配慮は、教育の現場におきまして非常に繊細に取り扱われるべき問題かと考え、今回の質問をさせていただきます。  まず1つ目ですが、今回、特に夏休みの期間中であったことにより、むしろ担任の先生等からの指導が届きづらかったのではないかと思います。また、今後の感染があった場合にも、生徒が感染者と血縁関係があったり、あるいは接触していることも考えられるかと思います。  今回の関係性がどうだったのかということも含めて、生徒にも誹謗中傷などの風評における被害を避けるための取組が実施されるべきかと考えますが、教育委員会としましてはどのように対応していらっしゃいますでしょうか。また、そのような取組において対応に当たる職員の負担を軽減するために、どのような取組が取られていますでしょうか。  2つ目ですが、3月末から6月までの3か月にわたる休校期間、そして夏休みの期間、学校のプール等も使用できず外出を控えなければならなかった状況下において、運動不足やその代わりとなってしまった長時間のテレビ、ゲーム機器の使用、そして食生活が不規則になってしまったりと、生活リズムが乱れる傾向があったというふうに確認しております。  日常生活へのストレスや遅れてしまった勉強へのプレッシャーなど、例年とは比べものにならないほど大きな悩みを抱えてしまっている生徒が多いことが推察されるわけですが、このような悩みを少しでも軽減することができるように、こういった問題に対応できる人員の増強を図れないかと考えますが、いかがでしょうか。  3つ目ですが、今後、再度休校になった場合に備えて、またGIGAスクール構想への準備としまして、現在、ICTを活用したオンライン授業の導入が進められていることと思いますが、その進捗状況や課題について教えてください。  以上3点につきまして、教育委員会次長、お願いいたします。  次に、大項目の2つ目ですが、アフターコロナ、コロナ後の魚津市の魅力向上戦略について、ここからは産業建設部長へ伺います。  まず感染症への対策としまして、売上げが半減した事業者に対しましては、国の持続化給付金や県の休業協力金、また魚津市の休業給付金や、市民へはプレミアム商品券の発行などによる消費の喚起など様々な施策が実施されているわけですが、まだまだ収束の見えない現状におきまして状況は非常に厳しいものと感じております。  この状況下におきまして、1つ目の質問は、感染症により深刻なダメージを受けている事業者への支援策について、現在における商工振興施策の内容に関して教えてください。  この非常に厳しい状況下におきましても、この先の将来、新しい生活様式を踏まえた経済活動に向けた取組はとても重要なことであります。  ここで2つ目ですが、この後の飲食業や宿泊業の事業者が立て直していくためには、市民の消費喚起、それももちろんですが、やはり市外、県外からの誘客、市外、県外から来てもらい消費をしてもらうことがどうしても必要になると考えます。  受入れ体制の強化ということが大事になってくるかと考えますが、その見解をお答え願います。  3つ目ですが、その受入れ体制強化を含め、人を呼び込むための魚津市の魅力の発信についてどのような施策が考えられるか、見解をお願いいたします。  大項目の3つ目は、災害対策に関しての質問になります。  災害時の避難所開設の考え方におきましては、感染症対策により状況に変化が見られていると考えます。その対応について伺います。  まず1つ目ですが、今定例会の補正予算案に計上された防災備蓄品整備事業の内容に関して教えてください。  また2つ目ですが、避難所の運営につきましては、魚津市が定める避難所運営マニュアル作成の指針を各地区の自主防災会が地域の特性を考慮して運営方法を話し合い、独自のマニュアルを作成するものと把握しております。  この7月にその避難所運営マニュアル作成の指針が策定されたとのことですが、これまでとの変更点を教えてください。また、その変更点に関して各地区への伝達としてどのように実施されていますでしょうか。
     こちらは先ほどの八倉巻議員と重複する部分があるかと思います。そういった部分に関しましては簡潔にご説明をお願いします。  3つ目ですが、その伝達の結果といたしまして、各地域別の防災計画や、災害発生が見込まれる際に自らが取る防災行動を時系列的に整理し避難を実施するための地区版のタイムライン、そういったものは出来上がっていますでしょうか。お聞かせ願います。  また、その指針は各地区においてどのように通知され、各地区の防災計画に反映されていますでしょうか。よろしくお願いします。  大項目の4つ目は、魚津の海岸線を走る蜃気楼ロードを延長する形で黒部市とつなげるために、片貝川に建設予定と伺っております長大橋のことになります。  この事業は、長大橋建設促進協議会が発足から20年を数え、橋の架設実現に向けた要望を行ってきた中で、ようやくといいますか、動きが出てきたというふうに聞いております。  まずは、この片貝川長大橋建設計画につきまして市長はどのような見解をお持ちでしょうか。  次に2つ目ですが、現在はその調査のために予算が県によりつけられたと聞いております。その調査の進捗状況はいかがでしょうか。  また3つ目ですが、その計画、今後の見通しはどのようになっていますでしょうか。また、この計画に関し具体的な部分を地域住民への説明会などを実施する予定、そういったことはございますでしょうか。  2つ目以降に関しましては産業建設部長にお答えを願いたいと思います。  以上4項目についてお答えを願います。よろしくお願いします。 268 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。  〔教育委員会次長 窪田昌之君 登壇〕 269 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 寺口議員のご質問にお答えをいたします。  まず最初に、感染症対策下における教育の在り方についてということで、特に感染者が発生した際の風評被害の対応ということでありますが、3月末、県において発生が確認をされて以降、県内の学校においてもこういった風評と誹謗の事例も発生をしているところであります。  県教委のほうから各市教委のほうへこの対応等についても情報が来ておりますが、日頃から学校におきましては、道徳の時間等を活用しながら情報リテラシーという部分で、特にスマートフォンがこれだけ発達してインターネットも発達しておりますので、児童生徒が正しい情報をしっかりと活用していくという部分の教育を各学校でしているというふうに考えております。  もし市内の学校におきましてもこういう事例が発生したときは、各学校の先生方が中心となって日頃の教育の成果を発揮していただきたいというふうには考えているところであります。  基本的には、議員さんからの紹介もありましたとおり、手洗い、せきエチケット、うがい、部屋の換気等々、改めて感染予防対策を徹底して、発生させないというところをしっかり子どもたちに伝えてまいりたいというふうに思っております。  あと、教員の負担軽減の方策については、県が国の2次補正予算を活用して行った緊急スクール・サポート・スタッフ事業を利用することによりまして、6月中旬から全ての小学校にスクール・サポート・スタッフを配置しております。  このスタッフが行っている業務内容は、校内の換気・消毒作業の補助、連絡文書・学習プリントなどの印刷補助等を行っておられまして、教員の負担軽減に努めているところであります。  次に、人員の増強についてのご質問にお答えをいたします。  生徒の悩みについては、県配置のスクールカウンセラーが全小中学校に配置をされております。また、スクールソーシャルワーカーについては各中学校区及び教育センターに配置、またカウンセリング指導員は各中学校区に配置をされているところであります。  さらに、緊急の対応が必要な場合や困難な事例が発生した場合には、学校長の要請に基づき、県に対してスクールカウンセラー等の派遣を要請することもできます。  しかしながら、スクールカウンセラーについては中学校区の学校をお一人で兼務しているということもありまして、小中1校当たりの勤務時間は限られているというのが現状であります。  各学校からは配置体制の追加などに関しまして強く要請をされておりまして、市教委としましては引き続き県に対して要望してまいりたいというふうに考えております。  3つ目のオンライン授業の進捗状況と課題についてお答えをいたします。  オンライン授業につきましては、先ほどの雄心会の代表質問でお答えもしましたが、12月から2月頃にかけて全校全児童生徒を対象に順次試行運用を行ってまいりたいというふうに考えております。  その次にオンライン授業を行う上での課題でありますが、まず、試行運用を行っていくに当たりまして、様々な理由により家庭でうまく接続あるいは設定ができないケースも想定されるというふうに考えております。また、学校と家庭の同時双方向によるオンライン授業を行うに当たり、利用するソフトを自在に使いこなせるようになるまでには、教員、児童生徒においても一定の経験が必要というふうに考えております。  教員の働き方改革が言われている中で、教員のみでこれらの課題に取り組むことは大きな負担になることから、国の2次補正予算による民間のGIGAスクールサポーターを活用し、研修補助や助言を受けながら、市の教育センターとも連携をしまして、オンライン授業が必要となる状況に備えてまいりたいというふうに考えております。  また、GIGAスクールサポーターによる支援が引き続き必要であるというふうに考えられることから、来年度以降も補助対象となるよう国に働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。 270 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。  〔産業建設部長 宮野司憲君 登壇〕 271 ◯産業建設部長(宮野司憲君) コロナ後における市の魅力向上戦略につきましてお答えいたします。  まず、感染症により深刻なダメージを受けた事業者への支援策についてのご質問でございますが、これまでにも事業者への支援策といたしまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、県の休業や営業時間短縮の要請に応じられた食事提供施設等に対しまして、市単独による上乗せ協力金の支払い、あるいは売上げが減少している事業者を応援するチケットをセットいたしました商品券の発行による消費喚起などを行ってまいりました。  現在、市議会7月臨時会で補正予算で計上いたしました観光誘客事業といたしましては、市内宿泊施設の宿泊料を割り引くことで著しく減少しております宿泊施設の利用を促進し、割引分を宿泊事業者に補助する事業を行っております。また、市内タクシー事業者の実施する市内をはじめとする観光地等を巡る観光タクシーを利用した場合、そのタクシー料金を割り引き、割引分をタクシー事業者に補助する制度も始めております。  また、新しい生活様式を踏まえた経済活動支援事業といたしまして、感染症拡大防止に係る物品の購入経費やインターネットによる販売サイト出店費用、テークアウトの対応費用、ホームページ改修費用等に対する補助制度を実施しておりまして、9月補正予算では、感染症拡大防止に係る物品の購入経費等につきまして補助率と補助限度額の拡充を行っているところでございます。  これらの制度を市民の皆様方をはじめ事業所等において幅広く活用していただくよう、引き続き周知に努めてまいります。  次に、受入れ体制の強化に対する市の見解についてお答えいたします。  受入れ体制の整備、強化につきましては様々なことが想定されますが、例えば案内看板の設置、観光施設の充実、バリアフリー化、飲食できる場所の情報、電子決済やWi-Fi環境の整備、移動手段としてのレンタカーやレンタサイクル、バス等の交通網の整備、観光ガイドの育成などがございます。  最近では、従来のように観光地を見る、巡るだけでなく、その土地ならではの観光素材等に触れる、感じることができる体験型観光が注目されておりまして、新たな観光資源、素材等の発掘も必要となっております。  また、観光客に対して笑顔で声をかけてご案内するなどの心に残るおもてなしの気持ちが、また来たくなる場所として選ばれるためには重要と考えております。このことからも、観光関連事業者を中心としながらも、市民お一人お一人の意識を高め、市全体のおもてなしの意識の醸成、向上に取り組む必要があると考えております。  現在、新型コロナウイルス感染症の状況が依然不透明な中ではございますが、全国の自治体がアフターコロナ、ウィズコロナをにらんで受入れ体制の強化に取り組んでいると思います。本市におきましても、観光協会等関係団体との連携をより強化いたしまして観光客の動向を的確に捉えるなど、引き続き受入れ体制の整備、強化を進めてまいりたいと考えております。  次に、誘客のための魅力の発信の施策についてのお答えをいたします。  本市におきましては、三大奇観でございます蜃気楼、ホタルイカ、埋没林をはじめ、ユネスコ無形文化遺産に登録された山・鉾・屋台行事の一つでございます魚津のタテモン行事、国登録有形文化財の東山円筒分水槽、国登録記念物の魚津浦の蜃気楼、日本風景街道に登録されました蜃気楼ロード、歴史ある魚津水族館、そして四季折々の果物や海産物のほか、魚津駅前を中心に展開する宿泊施設と多彩な飲食店など、誇れる多くの観光資源がございます。  これらの観光資源を、これまでは観光パンフレットの配布によりまして情報発信を主にしており、魅力的なパンフレットの作成と出向宣伝等の場でパンフレットを配布することで、興味を持っていただいたり関心を集めることに力を注いでおりました。  現在では、パンフレットに併せましてインターネットやSNSによる情報発信も大変大きなウエートを占めております。このことからも、パンフレット等には常に2次元バーコードを掲載いたしまして、モバイル端末から気軽にインターネットによる情報を取得できるような仕組みが必要と考えております。特に若い方々においてはSNSの利用度が高いことから、定期的な情報発信は効果的であると思われます。  また、友人、知人からの推薦や紹介と旅行者自身によるSNSによるいわゆる口コミ情報、これにつきましても旅行者の情報源の上位に常にランクされておりまして、これらに対しては、旅行者に対して心に残るおもてなしの提供や、インスタ映えと言われる印象深い撮影スポット等の発掘が必要かと思われます。  様々な魅力の発信手段がございますが、発信のターゲットやタイミングを考慮して効果的な発信手段を選択することや、旅行者の心を引きつける観光資源を発掘し情報発信に活用することも重要であると考えております。  また、現在コロナの中ではございますけど、個人旅行や近場の観光地を見直すといったマイクロツーリズム的な考え方もこれまで以上に主流となってくるかと思います。このような状況の中で、観光客の誘客に関しましては新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら、県内、そして近隣地域から徐々に全国へ展開していく必要があるかと思われます。  今後の誘客の施策といたしまして、新型コロナウイルス感染症の状況に対応しつつ、今ほど述べた情報発信と併せまして、現在作成中の新たな観光ポスターの有効な活用や、来年度作成し令和4年度から始まる予定の新たな観光振興計画にも効果的な魅力の発信の施策を盛り込んでまいりたいと考えております。  以上です。 272 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎企画総務部次長。  〔企画総務部次長 宮崎 悟君 登壇〕 273 ◯企画総務部次長(宮崎 悟君) 災害対策についてのご質問にお答えをいたします。  今定例会の補正予算案に災害備蓄用品整備事業として1,000万円計上しております。その内容につきましては、まず、避難所開設・運営時におけます新型コロナウイルス感染症対策のためのマスク、消毒液をはじめ、感染症対策に必要な消耗品等の購入のために約360万円を計上しております。また、市役所1階窓口へのアクリルパネルの設置や、市の福祉施設、スポーツ施設、文化施設等への赤外線温度測定器や自動消毒液噴霧器の設置など、公共施設における新型コロナウイルス感染症対策に係る資機材等を整備するために約640万円を計上しております。  次に、7月に改定をしました避難所運営マニュアル作成指針の変更点と各地区への伝達についてお答えをいたします。  避難所運営マニュアル作成指針の主な変更点は、新型コロナウイルス感染症に対応した運営を行うための内容を追加したことです。  具体的には、避難された方の受付時におきまして、体調チェック表による体調の確認や非接触型体温計による検温を行いまして、健康な方と体調不良の方に区分けを行えるような体制をつくるとともに、避難所において健康な方、体調不良の方のそれぞれについて専用の滞在スペースを設けます。また、濃厚接触者が避難することも想定されますので、一時的な滞在スペースについても確保しております。  さらに、滞在スペースにパーティションを設置しまして避難者同士の接触機会を減らすなど、避難所内においてできる限り感染症対策を徹底するための内容となっております。  そのほか、地域の女性防災士や避難所開設に当たる女性市職員あるいは保健師をメンバーとしました女性の視点を取り入れた避難所改善ワーキンググループの意見を基に、女性や乳幼児に配慮した避難所のレイアウトに変更するなど、女性の不安を少しでも解消できるような内容も盛り込みました。  避難所運営マニュアル作成指針の各地区への伝達につきましては、各地区の自主防災組織の代表者などが集まる魚津市自主防災組織連絡会を7月8日に開催しておりまして、各避難所の実情に合わせた活用をお願いしたところでございます。  次に、各地域別の防災計画や地区版の防災タイムラインについてお答えをいたします。  各地域別の防災計画、これを地区防災計画と呼んでおりますが、これは住民等がお互いに支援し合う共助の活動の内容であって、それぞれの地区に必要なものを自由に記載できる計画となっております。  地区防災計画を作成済みの地域はございませんが、富山県の事業を活用しまして地区版の例えば避難計画ですとかあるいは避難所運営マニュアル、こういったものを作成済みあるいは作成中といった地区が現在4地区ございます。これらの計画ですとかマニュアルも地域住民の自助、共助の意識の向上に結びつき、安全な地区をつくるためのツールになると考えております。  また、地区版のタイムラインにつきましては、これも7月に開催をしました魚津市自主防災組織連絡会におきまして、各地区自主防災組織内の緊急連絡網などの必要な内容を盛り込んだタイムラインのひな形みたいなものをこちらから提示させていただきまして、内容を説明した上で、各地区において作成をしていただいておるということでございます。  次に、避難所運営マニュアル作成指針の通知や地区防災計画への反映についてのご質問にお答えいたします。  避難所運営マニュアル作成指針の通知につきましては、7月に開催した自主防災組織連絡会におきまして各地区に対して配布をさせていただき、内容の説明を行っております。  そのほか、避難所の感染症対策を徹底するために、避難所運営マニュアル作成指針を基にしまして、各地区自主防災組織、避難施設の管理者、市の避難所開設・運営に当たる担当職員、それから防災担当の職員も一緒になりまして避難所の現地確認を行っております。有事の際に、感染症対策を盛り込んだ避難所運営マニュアル作成指針などを基本としました避難所の開設及び運営を行えるよう、周知に努めております。  また、「地区防災計画」といった名称の計画を作成している地区はありませんが、各地区独自で作成された防災に関する各種計画がございますので、改定後のマニュアル作成指針や現在行っている現地確認で共有させていただいた内容を追加していただくように、各地区に対してお願いをしております。  今後とも、各地区の自主防災組織などと連携協力しながら、災害時の対応の強化に努めたいというふうに考えております。  以上です。 274 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 275 ◯市長(村椿 晃君) 次に、片貝川長大橋建設事業計画についてのご質問にお答えをいたします。  平成26年10月に世界で最も美しい湾クラブに加盟した富山湾沿いを走る湾岸道路ですけれども、この道路は、北陸新幹線などで観光においでになる方々にとりましても、魚津、黒部両市の魅力ある観光施設をつなぐ道路であるというふうに考えられ、大いに期待を持っております。  富山湾岸サイクリングコースにも指定され、県内外から多くのサイクリストが訪れる魅力的なサイクルコースとなっておりますことから、この事業を進めていく上で、道路としての走行性を確保しつつ、景観面にも配慮した橋として整備をしていただきたいというふうに考えております。  さらに、令和2年3月には「蜃気楼ロード」の名称で日本風景街道にも登録をされました。湾岸道路の景色や文化を生かした地域活性化の言わばルートになり得るというふうに思っておりますので、観光面だけでなく市民生活あるいは経済、こういった幅広い効果を得られるものというふうに期待をしているわけでございます。  以上です。 276 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。  〔産業建設部長 宮野司憲君 登壇〕 277 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 次に、調査進捗状況につきましてお答えいたします。  本事業につきましては、県でこの事業を進めていただいているわけでございますが、今年度は縦断図や横断図を作成する路線測量、橋梁の景観検討会の開催、ボーリングによる地質調査を実施すると伺っております。  次に、今後の見通しでございますが、令和3年度は用地測量、物件調査を行う予定と県から伺っております。また、用地交渉には5年から6年はかかると伺っておりまして、市といたしましても地元調整などに協力してまいりたいと考えております。  最後になりますが、地域住民への説明会等を実施する予定はあるかのご質問についてお答えいたします。  県では令和2年5月に概略の説明会を開催する予定でございましたが、新型コロナウイルス感染症の関係で、地元からは住民を集めた説明会は中止してもらいたいとのご依頼がございました。  コロナ感染症の状況を見ながらとなりますが、令和3年3月には路線測量と景観の検討が終わりまして説明資料等が用意できるとのことでございますので、地元説明会を開催する予定であると伺っております。  以上でございます。 278 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 279 ◯1番(寺口智之君) ご答弁ありがとうございます。  それでは、順に再質問をさせていただきます。  まず、教育関連に関してになります。  感染者の風評被害対策としましての、また小中学校の生徒に対しての指導としまして、道徳の時間等を使って情報リテラシーの整備をされているということでご答弁をいただきました。  まさに一番の問題は中学生とかのSNS等の問題、なかなか親や教師にも見えにくい問題だと思っていたところでございまして、そこが十全に満たされているかどうかはちょっと不安もありますが、これからもしっかりと指導をしていっていただきたいというふうに思いました。  次の人員の増強に関しまして、スクール・サポート・スタッフの配置がなされたということで、それからスクールカウンセラーの増員、勤務時間の増加ということを今県に要望しているということで、こちらも安心したところでございます。  本当に今まで経験のないことでございます。特に子どもたちの成長が心配になりますので、そういったことには常に配慮をいただきたいというふうに思っております。  いろいろ規制などもあると思いますが、こういったスクールカウンセラー以外にも、やはり生徒、それから教員の負担も軽減するために、新しい考え方の下に、例えば退職教員の再雇用、非常勤講師の登用だったり、さらに教員免許を保持する一般社会人の登用など、簡単ではないかもしれませんが、ぜひできることを検討しながら子どもたちの学習環境の整備をお願いいたします。  3つ目のオンライン授業の導入に関しましてなんですけれども、生徒全員がタブレットを1人1台持つということになりますと、やはり教職員のICTの担当をする方、今、外注されて来ていらっしゃるということを聞いたんですけれども、その支援員ではとても足りないんじゃないかと推察されます。GIGAスクールサポーターということで対応されると伺っております。  例えば今、入善のひばり野小学校では、小学校4年生がオンラインの授業を試行されたというふうに聞いておりますし、朝日町のさみさと小学校では8月6日、町内で一斉にオンライン授業が行われたと。そういったことの成果や課題も今後魚津にとって検証結果というのは重要な指針になるかと思いますが、こういったことでの検証結果というのは今入手されていらっしゃいますでしょうか。そこについて魚津で参考になりそうなことはありましたでしょうか。そういったことを聞かせていただけますでしょうか。 280 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 281 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 教育センターを中心としまして、小学校、中学校のほうに情報教育研究会という部会を持っております。その中で、当然、市内の学校の研修も中心にしているわけですが、ほかの市町村の状況も随時入手して、それを踏まえてまた市のICTの研究のほうへフィードバックしているというふうに聞いております。 282 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。
    283 ◯1番(寺口智之君) 少しこれは新聞の受け売りにもなるんですけれども、朝日町のほうではこの課題を受けて、ICT教育支援員の配置を増やす計画を今後していきたいというふうにも書いてあったかと思います。  今、県の9月補正では、今度、県立の高校の全生徒にもタブレット端末の配布を予定していると。そうなると、小中高全ての生徒がタブレット端末をまず最初に似たような時期に手にするわけで、やはりそういったところで、まずICTの導入に対する負担というのが非常に大きくなってしまいますし、こういった支援員はどんどん人が足りなくなってしまうと思うんですね。  そういったことに関しまして、ICT教育支援員が常に学校に配置されているように早めにご準備いただいて対応できればというふうに思うんですけれども、こういったことに関しまして、次長はどういうふうにお考えでしょうか。 284 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 285 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 議員のおっしゃるとおり、この人的な整備というのは非常に大切で、各学校にとっては今現在一番欲しい人材であるのかなというふうに思っております。  先ほど八倉巻議員の代表質問の中で学校教育課長も答えておりましたが、夏休み期間中を利用しまして、実際に先生が先生に対してオンライン学習を実践するという研修をしております。私もその場に行ったんですが、分かる先生はたくさんおられるんですが、たまにちょっと分からない先生もおられるというような状況でありました。これが先生と生徒児童というふうになるとまた状況が変わってくるのかなと思うのと、子どもたちはのみ込みが多分非常に早いと思うので、あまり心配をしなくてもいいのかなというふうには少し思いますが、やはりGIGAスクールサポーターあるいはICT支援員等々の活用は、できるだけ教育委員会としても各学校へのサポートとして対応はしてまいりたいというふうに考えております。 286 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 287 ◯1番(寺口智之君) ありがとうございます。  次の質問に参ります。  市の魅力向上に関して先ほど質問させていただきました。事業者への支援策といたしまして、宿泊の支援であったり感染症対策を実施されているということで、さきの代表質問でもありましたが、コロナ対策の認定ステッカーを配布されているということもあったかと思います。こういったことを事業者の方、それから飲食業の方や消費者の方、それから市民一般に、やはり周知に努めていただくことが本当に大切なことかと思います。  飲食業に関しましては、やはり8月のお盆明けから今になっても、市民マインドといいますか、飲食のために外に出るにはまだ少し雰囲気が冷え込んでいるように感じられます。そういったことで、なかなかご苦労されている飲食店の方も大変多いように思いますが、一度お店を閉じてしまうと復活というのは大変難しいように思います。情報を知らないままに、もうやっていけないということで閉じてしまわれる方が出ないように、しっかりとした対策、周知をいただいて、市民が外に出やすい環境、雰囲気づくりをお願いしたいというふうに思います。  受入れ体制の強化ということで市の見解を教えていただきました。本当にコロナ禍により個人旅行の需要というのは今後高まるかと思います。  先日テレビで、スイス・ツェルマットの観光カリスマ、山田桂一郎さん、市長も講演会に一度お呼びになったかと思いますが、その方が、これから旅行というのは、今までの個人旅行の需要はより一層高まると。超ニッチ、本当に細かい範囲で細かいものを選んでいただく、ほかとの差別化をどうやって図っていくかということが本当に大事になってくるということをテレビでおっしゃっていました。つまり、それは魚津の一押しというものをどうやって明確化できるかということだと思います。  近年、観光施策におきまして、そういったことは取り組んでこられたと思いますが、例えば観光プランの提案だったり体験プランの提案だったりということは、魚津市の観光協会のホームページを例に取ってみますと、なかなかブラッシュアップというものがされていなかったように感じます。例えば観光プランの数をもっと増やしてみるであるとか、個人でそういった技術を持っている方にもっと焦点を当てたメニューにするですとか、今、食のまちとして頑張っていらっしゃる飲食の方もいらっしゃいます。そういった方々のコラボによってメニューをつくってみるですとか、もうちょっとやりようがあると思います。  それをブラッシュアップしていくことがもちろん非常に大切になってくるわけですけれども、そういったことに関しまして、今後、個別化、差別化を図るための取組としてどのような見解を持っていらっしゃるでしょうか。少しお聞かせ願えますでしょうか。 288 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 289 ◯産業建設部長(宮野司憲君) お答えいたします。  これまでの間、自分で見て、そして感じていただくというような体験型の旅行商品が増えてきていることは事実でございますし、それに非常に注目を浴びているところでございます。  そういった観点からも、ここ二、三年前からは魚津市の施策といたしまして、産業観光ツアーというものを年に一、二回これまで開いてきております。募集をするとともにすぐ20人の定員に達してしまうというぐらいに非常に人気があるわけでございますが、こういったところで、今いろいろなところで、どういったものが魅力があって多くの方々を引きつけるかというところを試しておりますので、そういったところを点と点を線で結びつけて旅行商品にできればいいなというふうに思っておりますし、このコロナ禍にはございますので、そのときの需要をしっかり捉えたり、そして将来の需要をしっかり捉えて、いかにこの効果を最大化するかというところが一番の課題かというふうに思いますので、こういった観点を踏まえましてしっかり取り組んでまいりたいと思います。 290 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 291 ◯1番(寺口智之君) 引き続きこちらに関しましては取り組んでいっていただきたいというふうに思います。  魚津市の魅力を発信するための戦略についてということで3つ目に伺った質問の中で、SNSの発信ですとか具体的なお話もいただきました。やはりこれからデジタルインフラの整備、ICT技術の活用など、そういったことは観光にとって非常に重要な側面かと思います。さらに、先ほども総合計画の策定の中で出ておりましたSDGsの推進やSociety5.0の実現という、そういった社会的命題もある中で、第5次魚津市総合計画の策定を見据えた令和4年度からの観光振興計画の方向性について見解を教えていただけますでしょうか。 292 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 293 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 次期観光振興計画につきましては、先ほど申しましたとおり、来年度で審議させていただきまして令和4年度からスタートということになりますので、今年度策定いたします総合計画の指針に沿いまして、寺口議員おっしゃったとおり、SDGsとか新たな観点をしっかりと盛り込んで、総合計画と連動した形で、しっかりと誘客に努めることができるような計画の策定を図ってまいりたいというふうに考えております。 294 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 295 ◯1番(寺口智之君) どうもありがとうございます。強気に本気で進めていただければと思います。よろしくお願いします。  災害対策のことに参ります。  先ほど避難所運営に係る事業費として360万円見ていただいたというふうなご説明をいただきました。  避難所に関しまして、例えば今、分散避難場所へという考え方も出てきているわけですが、そういったところ等への備品の配備計画というものも済んでいらっしゃるものでしょうか。そういったことを計画して今まで消耗品とかも購入されたんでしょうか。その辺を教えていただけますでしょうか。 296 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎企画総務部次長。 297 ◯企画総務部次長(宮崎 悟君) 分散避難というか、避難所の収容人員自体、コロナでもう大分変わってきているというところもあります。できるだけいろんな避難場所を確保しないといけないというところもあるんですが、実際、備蓄するもの、備蓄用品をそれぞれに全て備蓄できるかというと、スペースの関係で非常に難しい問題がありますので、今現段階ではなかなかできていない部分も多いんですが、できるだけそういった意識をしっかり持って、皆さんにその辺も協力いただきながら、できるだけ備蓄品も分散ということを心がけていきたいというふうに思っております。 298 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 299 ◯1番(寺口智之君) 分散避難場所へすぐに配るわけには当然いかないことかなとも思いますが、災害がいざ起きたときにスムーズにそういったところに配れるようにするには、やはり地域との連携が大切かと思いますので、その辺はしっかりと進めていただきたいというふうに思います。  2番目は飛ばしまして3番目、各地域別の防災計画や地区版のタイムラインについてということで先ほど質問させていただきましたが、私の住む経田地区では、コロナ対策においての訓練のための計画は出来上がっておりました。タイムラインの策定等はまだだったわけですが、先ほど現在は4地区でできているというふうに伺いました。ほかの地区でもやはり台風がこれから懸念されるわけなので、いつまでというのはなかなか厳しいかと思いますが、早めに準備をしていただくように、またやり取りをしていただけたらというふうに思います。  防災計画に関しましては、今年度は総合防災訓練というのが8月30日の計画、これが中止になったわけですけれども、道下地区では8月30日に防災訓練を実施し、経田地区では9月7日の実施を皮切りに、班別に6回の訓練を今計画しております。  私も先日、9月7日の地区の防災訓練に参加しまして、段ボールベッドの組立てやパーティションの組立て、それから避難経路の地図に関しまして皆さんと共有したわけですが、そこに市の職員の方はおられなかったように思います。  今、計画をつくっていらっしゃるということは、常にやっぱりブラッシュアップ、計画をやり直していかなければならないと思います。災害は必ずやってくるものであるという観点に立って、その計画を地区の方と、それから市の職員とが一緒になって話し合いながら、よりよい計画になっていくように、また一緒に考えていっていただければと思います。  すみません。時間がなくなりまして4番の質問はできません。終わります。 300 ◯議長(石倉 彰君) この際、換気などのため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は4時25分といたします。  午後 4時16分 休憩        ─────────────────────────  午後 4時25分 再開 301 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  8番 松倉 勇君。  〔8番 松倉 勇君 登壇(質問席)〕 302 ◯8番(松倉 勇君) まず、本市のコロナ対応について伺います。  本市においては、これまでに数多くの新型コロナウイルス感染症対策会議を開催し、その対応と市民への注意喚起を行っていたが、去る8月5日より8月18日までに23名の感染者を発出した。その後、ようやく市内の感染者が収まったとはいえ、人口4万人のまちで短い期間に23名もの感染者を出したことを市長はどう捉えておられるのか伺います。 303 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 304 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  議員からお話がありましたとおり、僅か人口4万余りの市で1週間の間で23名のコロナ感染者が確認されたということは非常にショックでありまして、大変な危機感を覚えました。 305 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 306 ◯8番(松倉 勇君) そのとおりでありますよね。私も大変ショックでした。  そこで、私ら議員も感染状況を眺めながらというか、毎日来るファクスを眺めながら、これは一体どうなっているのよということで、当局から何の要請もない。要請というか、要は参集の求めとか説明とか、ただファクスがどんどん来るような状況でありましたよね。一体どうなっているんだと思いながらおりました。  また、魚津市のコロナ対策会議は、発症したとされた8月1日──8月1日発症なんですね、まず1人目の方は。それまでに何回開催されていたのか。そして、その成果というとおかしいですけど、何かありましたか。伺います。 307 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 308 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  後で分かる話ですけれども、我々のほうに感染者情報が入ってまいりましたのは8月4日の夕方であります。で、発表が5日ということですので、すみません、委員ご指摘の1日に発症した時点で何かの対応が取れたかというと、それは取れません。 309 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 310 ◯8番(松倉 勇君) そういう意味で言ったんじゃないんですけど、要は1日から発症されたという意味で言うたんです。それは結構ですけど。  クラスターの発生の原因とされていたのは、2店とも飲食店でカラオケを伴うものでした。そこで思うのは、時既に遅しの感でありますが、去る7月20日に開催された臨時議会前の全員協議会でのコロナ感染症対策補正の説明の中で、私は最も感染が危惧される飲食業に対する予算は当時1件当たり5万円と甚だ少なく、県の食事を提供する飲食店が10万円だったから市は5万円という短絡的な発想ではなかったかと思います。  私は、当局がコロナ感染リスクの高い飲食店を考慮されていないことに怒りながら、公平性の話とかで議論しましたが、そのことに対して他の議員よりの意見に市長は珍しいぐらいに答弁され、私が求めていたこと、すなわち最も感染リスクの高い飲食店への対策予算は次の補正予算にて対応するとの答弁であったと思います。  しかしながら、危惧していたことが市長の言われていた次の補正を待たずに現実となりました。私でさえ予測できたことがなぜに市長は予測できずにいたのか、私には理解できません。市長は本当に予測できなかったんですか。お答えください。 311 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 312 ◯市長(村椿 晃君) 皆さんもご承知のとおり、長い間、魚津市内では新型コロナの感染者が確認されませんでした。もちろん市民の皆様お一人お一人の行動や事業者の皆様のご協力があってのことと思います。  今回の魚津市のコロナの感染確認の特色ですけれど、いずれもお店であったということです。これが例えば旅行者とかそういうものであれば多分単発で終わったんですけれども、事業所、お店であったということが拡大をしたことの大きな要因だというふうに思います。  そういう意味で、予測ができなかったのかというご指摘ですけれども、いつ発生するかということはもちろん予測できませんけれども、絶えずそういった危険性があるということは我々も認識はしております。したがいまして、そのための対策を取ろうというふうなことは考えておりました。  ご指摘のとおり、金額がそれで十分かどうかというふうなことは議論のあるところであります。小さい事業所はなかなかそういった金額では取りかかれないだろうというふうな思いもありましたので、今回大幅に増額をするという形で、全市挙げて安全な事業所をつくっていくというふうなことを頑張っていきたいというふうに思った次第であります。 313 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 314 ◯8番(松倉 勇君) 要は早い対策なんですよね。それはまた後ほど言いますけど。  では次に、感染症法に基づく当局の対応について伺います。  発症者が当日に駅前飲食店に何軒か立ち寄り飲食され、その方より立ち寄り先のお店に発症者本人から、私は感染者だと。あなたのお店へ行ったから、あなたたちも心配でしょうと。皆さん方も検査されたらと勧められたんですよね。勧められた結果、彼女たちも心配だから新川厚生センターに検査を申し出ても、発熱がないなら必要がないとのことで本当に安心できるかとの問合せが私の下に届いていました。  このようなことから、感染症法に基づきなどといって当局は門外漢のように言っておられますが、これまでの県からの情報に不足とか県への要請はなかったのか。  もう1点、去る8月5日に県から魚津関係の発表があり、これは市長の会見までの空白がちょっと長かったように思いますが、去る8月5日に出てから、9日の市長の会見でしたよね、たしか。会見まで空白があったように思うが、なぜなのか疑問に思います。これ、まとめて答えていただけますか。  何を言いたいかといいますと、県からの情報に不足はなかったのかと。もう1点、県に要請とかはされていなかったのか、何事にも。要は情報の不足とか、もっと情報をくれとか、そういうことは県に申入れされなかったのか、そこら辺をちょっとお答えいただけますか。 315 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 316 ◯市長(村椿 晃君) まず、先ほど8月9日の記者会見までの空白というふうにおっしゃいましたけれど、5日に確認されてから私も毎日のようにメッセージを出しておりますし、ホームページでも呼びかけをしております。逆にそれ以上のことはなかなかできません。  それで、県の情報の関係ですけれど、議員もご承知のとおり、県のホームページで、少し後になりますけれど、県が発表する情報は全て出されています。我々はそれ以上のものは入りません。逆に言うと、それ以上突っ込んだ中身を聞いても具体の情報というのは伝えられません。したがいまして、お求めになるお尋ねの情報はどういう情報か教えていただきたいなと。 317 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 318 ◯8番(松倉 勇君) 私、毎日3時から3時半の会見、4時になることもありましたね。毎日テレビを見ていたんですよ、チューリップテレビの。そしたら、経路とか云々、マスクをしていたとかもろもろの発表がありましたよね。そこら辺の中で、その間、8月5日からは私の記憶の中でたしかそんなことがあったから書き込んでおったんだと思いますけど、9日までは発表がなかったような気がするんです。経路についてですよ。どこでクラスターが発生したとか、そういう発表はなかったんですね、一切。魚津だけ何で伏せておるんだろうという、こういう感覚を持って見ておったものですから、ちょっと勘違いでしたらまたあれですけど、この件はこれで結構です。 319 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 320 ◯市長(村椿 晃君) 恐らく勘違いだと思います。基本的に県の出す情報は同じ基準に基づいて発表されておりますので、そこら辺はご了解願いたいと思います。 321 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 322 ◯8番(松倉 勇君) それはもう結構ですけど、私の思い違いもあると思うけど、ちょっと遅かったなとは思っております。  また、市長の会見ももっと早い時点の会見であったのかと思います。またこれは後日の話なんですけどね。  市民がコロナ感染症のクラスター発生により不安と疑心で右往左往していた中で、その間の市長のSNSではそんな緊張感が伝わらなかったようであります。市長はほぼ毎日いろいろと投稿なさっておいでるようですが、私はその内容について、6月議会で市民からの意見として申し上げましたよね。まだ申し足りなかったのかなと思って、この場において僣越ながら何点か挙げさせていただきまして、改めて苦言を申し述べさせていただきます。  まず、市長はコロナ禍の7月5日に開催された「えきてん」で、女子十数名とノーマスクで濃厚接触で写真を撮られましたよね。そういう記憶ありませんか。何かそういうような話が私に来たんですよ。 323 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 324 ◯市長(村椿 晃君) どういう形の濃厚接触かは分かりませんけれど、遊びに来られた方々と一緒に写真を撮った記憶はございます。 325 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 326 ◯8番(松倉 勇君) それともう1点、ここの投稿のあれにあるんですけど、魚津市はコロナばかりではありませんという。これはどういう意味なのよと。これは答弁は要りませんけど、コロナの話題ばかりではありませんという言葉足らずなんですよね。魚津市はコロナばかりではありません。市長はフェイスブックでこれからコロナ対策会議だとかそういうことを発信しておられたんですよ。コロナの話はほとんどしておられませんよね。 327 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 328 ◯市長(村椿 晃君) 私のフェイスブックに興味を持っていただいて非常に感謝しておりますけれど、ほとんど大部分は個人的な内容であります。早朝散歩をして魚津の私が美しいと思っている光景を多くの人に知ってもらいたいということでやっております。それ以外は、基本的には業務に関するものをピックアップして案内をしておるつもりであります。  ましてや、今回感染が確認されてからしばらくの間はそういった点も気をつけました。極力そういったものは出さないで、新型コロナに関するメッセージを中心に出しております。 329 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 330 ◯8番(松倉 勇君) それはそれで結構なんですが、最終的にコロナばかりではありませんというような書き方をされると、魚津名物みたいような感じに聞こえるんですよ。見えるんですよ。名物じゃありませんよね、これ。冗談じゃないですよ。答弁は要りません。という感覚を受ける人もおられるということですよ。市長は平時の魚津の日常をお伝えしますという言葉をつけておられる、たしか。それはそれで結構なんです。 331 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
    332 ◯市長(村椿 晃君) 私の言葉で言うと、ふだん着の魚津というふうに伝えております。 333 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 334 ◯8番(松倉 勇君) ここにありました。結構です。  そして、ここで私が一番問題にしたかったのは、ご存じだと。私のフェイスブックを見られたでしょう、もう市長。見ておられませんか。出ておりますから。  市長は8月26日、要約します。「まだ5時半前ですが、赤灯台の近くで子どもたちが釣りをしています。家族、友達、釣りクラブ、女の子もいます。未来の釣りガール。お魚いっぱい釣れますように」ということで合掌しておられますよね。マークで合掌。  あそこの赤灯台というのは県の管理下ですよね。あそこは立入禁止だということをご存じなかったですか。 335 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 336 ◯市長(村椿 晃君) 堤防の向こうのテトラポッドに向けて立入禁止と書いてあって、波浪等危険があるので安全上の問題がありますとあります。私が写しておりましたのは逆の港側のほうでありますけれども、もちろん安全対策をしっかりとして釣りを楽しんでいただくということになろうかというふうに思います。 337 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 338 ◯8番(松倉 勇君) だから書き方なんですよね。誤解されやすい書き方はやめられたほうがいいと思う。軽い感じで出されておるようだけど、ちょっと気にしてもらえたら。市長は個人と言われますけど、市長は市長という立場で公人ですよ。 339 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 340 ◯市長(村椿 晃君) 誤解を与えるような表現がもしあるとすれば、十分注意をしてまいりたいと思います。フェイスブックはほとんどが個人の場面をお伝えしておりますので。 341 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 342 ◯8番(松倉 勇君) その件はその件で、もうこれで終わります。  次に、県の公表による感染の疑いが心配されていたスナック「よこ笛」関係66名のうちの37名の検査を進めているとの報道でありました。  どのような判断で検査者の区別をされていたのか疑問であるし、当局の積極的な関与はなかったのかも疑問に思いますが、いかがでしょうか。市長、よろしいですか。 343 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 344 ◯市長(村椿 晃君) 議員ご指摘のケースは、恐らくスナック「よこ笛」さんの関係かと思うのですけれども、厚生センターのほうに確認をさせていただきました。対象の期間であります8月1日から7日までの利用者につきましては、症状のある方はもとより、本人が希望されれば全てPCR検査を実施するということで臨んだそうです。厚生センターの回答であります。  また、相談件数とPCR検査の数値が違うじゃないかというところだと思うんですけれど、これにつきましては、同じ方の相談が複数回あったり、あるいは、今8月1日から7日と申し上げたんですけど、それ以前の方もいらっしゃったりして、含まれていて、一致をしないそうであります。 345 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 346 ◯8番(松倉 勇君) 市長は要請されたと、PCR検査も全て。ありがとうございます。それで十分です、本当に。今後ないことを願いますが、もし万が一そのようなことがあったら、ぜひまた強く県に要請していただきたいとお願いいたします。  市長は、飲食業の25万円という予算、補正でのとの答弁でありましたが、結果、遅きに失したというか対策が甘かったというか、危惧していたことが現実化してしまい誠に残念な思いでありました。しかしながら、遅きに失したとはいえ、当初は公平さを鑑み、市内全事業者5万のところを感染リスクの高い飲食事業者に上限25万円とされたことは評価いたしております。  対策店の安心ステッカーの申請書の項目内容については、これはちょっと苦言というか何というか、事業者の方から。もっと簡易にしてもらえたら、もっと各事業者の方が喜ばれたと思います。もうちょっと簡易にできないもんかと。項目がたくさんあり過ぎてって。 347 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 348 ◯市長(村椿 晃君) 担当課のほうから原案を見せてもらったときに、私も多いなとは思いました。ただ、ここまでチェックするんだというふうなことを示すことが、より安全なまちということをアピールすることにつながると思いますので、事業者の方の負担、大変だとは思いますけれど、ぜひそれをしっかり取り組んでいくという姿勢を見せていくことで、これからまだ年末に向けてお店を利用していくという期間がありますので、そういうことを進めていきたいと思います。 349 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 350 ◯8番(松倉 勇君) もちろん安心ステッカーも大事ですけど、全然人が出ていませんよ、本当に。週末だろうと人出がありません。  この安心ステッカーを普及させたいなら、市長以下市職員全員、飲みに行きましょうよ。でないと街に人が出ません。出たらまずいのかなという。今、会社関係の方も、誘っても断られるって言うんですよね。ゴルフの帰りも飲み会はありません。もうその習慣が身についてしまって、街へ出たらまずいんだと。見られたらまずいとか、見られないところやったら行こうかとか、こんな感じなんですよ。これじゃまずいと。ぜひこの安心ステッカーを普及させて、当局共々、私たちも、議員もそうなんですけど、出ましょうよ、安心なんだから。ぜひそのようにお願いします。  では、この件はこれで終わります。  では次に、吉島市営住宅跡地売却について伺います。  今回の一般競争入札にて1億1,800万円にて落札され、停滞していた事業が前進したことには喜んでおります。また、吉島地区が今後も住みやすい住環境であることを願っております。  では、これより質問いたします。  問題とされていた保証金返還訴訟では、一審、二審と勝訴したのになぜに道路を分割したのか。  そもそも最低売却価格に道路敷地部分は入っていないとの答弁は疑問である。市有財産売買仮契約書には道路部分が含まれているのであります。富山地裁判決は一時的な所有権移転登記だから問題ないと言っているのであります。  市長が今回の再入札に先立ち市道部分を分筆登記しているのは、市道部分を道路法の道路として残す必要性があったからではないのかと思えるが、いかがでしょうか。 351 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 352 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  これまでこの件については何度もお話をしておりますけれど、6月議会でもご説明をいたしましたが、新たな入札を行うに当たりまして、土地活用の条件として設定をしております戸建て住宅用の分譲地、この整備を滞りなく進捗するために、今回この分筆の手続を取りました。  平成30年入札時の実施要項や契約書では現市道部分を売却物件として表示をしておるんですけれど、一方で、これらを拡幅等の整備の後、道路部分を分筆して本市に帰属しなければならないという条件をつけておりました。契約事項としてそれは示したというふうに認識をしております。  なお、最低売却価格につきましては、適正な価格で落札をしていただくための最低基準を定めたものでありまして、あくまでこれを算定するに当たりまして、これも従来からお話ししておりますけれど、開発法というちょっと難しいやり方ですけど、それに基づく鑑定評価を採用して設定したものであり、これを上回っておるということであれば適正な価格ということになろうかと思います。 353 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 354 ◯8番(松倉 勇君) そこら辺の事情は仮契約書も、ここに判決文もあります。大体分かるんですけど、分かるというものの、ではなぜ一審、二審に勝って、これを今分筆登記する必要があるのという疑問も湧くわけですよね。それは今ここで言っても、入札自体終わっているんですから、別に結構です。  次に和解の話。これも本当にもったいないなと思ったんです、私。  前回の和解案を拒否した理由として、昨年12月議会での市長の答弁で、平成30年11月2日で落札された業者から文書にて解決案の提示があったと。その内容は道路敷地相当分の代金の減額を求めるもの。入札条件の売却価格の算定方法、先ほどおっしゃっているように、不動産鑑定評価の中で開発法という方法で算定した。その算定の方法は宅地分譲区画のみに価格を設定していて、道路の面積分に価格はついていないと。解決案の提示は道路敷地相当分の代金の減額を求める内容であり、最低売却価格に道路敷地相当分は入っていないので、富山地裁の判決でも判断されましたとおり、代金の減額を求める理由にはならないわけで、和解をすることはできませんでした。  加えまして、代金は売買契約の重要な要素であります。道路敷地相当分の代金を減額するということは、入札要項の見直しということにまで及びかねません。そうなりますと、入札の公平性を確保するためには、結果として、入札をした者との間で和解をするということではなくて、入札要項を見直した上で改めて再度入札をしなければならないということになります。このような事情から、和解は困難でありましたということを答弁されております。  ここで私が思うのは、不動産の鑑定評価の中の開発法ガイドラインにより道路の面積分に価格はついていないという答弁はそのとおりである。解決策の提示は道路敷地相当分の代金の減額を求めるものであるとの答弁もそのとおりである。  そもそも最低売却価額に道路敷地分が入っていないとの答弁はちょっと疑問であります。ここには市道敷地も含むという項目があるんですよね。そこがちょっと疑問であります。仮契約書にも含まれています。富山地裁判決は一時的な所有権移転登記だから、どうせ市に帰属するものだから問題ないだろうと。一時的だろうという解釈で問題ないと言っているわけですよね。でも、現実的には一遍登記するんですから、もし契約したとなると。公正証書原本不実記載もしくは謄本、そういうことになりますよね。それはよしとして、したがって和解することはできませんとの答弁は理解できませんでした。  なぜなら、今度はお金の問題になってきますけど、当時の入札額2億2,700万を1坪当たりに換算すると約3万3,000円ですね。道路分約300坪を1坪当たりに換算すると約1,000万円。これを差し引いても2億1,700万円ですよ。次順位入札者の価格、次の人は1億5,000万でした。これを下回ることがないからでありますね。  続けていきますけど、売買代金は契約の重要な要素であるが、減額できない法律的根拠はないと。あるとしたらそれをお示しいただきたい。よろしいですか。  法律的に駄目だという根拠はないんですよ。減額することは駄目だという根拠はないわけですよね。どうぞ。 355 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 356 ◯市長(村椿 晃君) 申し訳ございません。質問の趣旨をもう一度ご説明願えますか。 357 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 358 ◯8番(松倉 勇君) 市長は売買代金は契約の重要な要素であるからできないと言われたわけですね。当時、私にはそういう答弁をされた。ここにありますから。契約の重要な要素であるから、それは和解できなかったと言われているんですね。でも、売買代金は契約の重要な要素ではあるが、減額できない法律的な根拠はないと。 359 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 360 ◯市長(村椿 晃君) 申し訳ございません。それは今回の事例に即してお話しでしょうか。それとも一般論としてお話しでしょうか。 361 ◯8番(松倉 勇君) 今回の事例に即してですね。 362 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 363 ◯市長(村椿 晃君) 今回の事例に関して申し上げれば、和解との絡みにもなりますけれども、種々条件をつけた上で入札を行ったわけであります。仮に和解に応じるとなると、その入札に付した条件というのが一部の者だけに適用されて、残りの参加した方については不公平、不利益を生じます。そういった意味で、今回和解に応じるということはできませんよと、やるとするともう一度入札をし直すということが必要というふうにご答弁した記憶があります。 364 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 365 ◯8番(松倉 勇君) 本当に平行線なんですけど、入札の次の順位の方、次順位は1億5,000万なんですよね。それを下回るんだったら問題でしょうけど、そうじゃない。2億2,700万から1,000万引いても2億1,000万でしょう。全然幅があるでしょう。  だから、和解に応じられない理由が、入札の公平性って言われるけど、もうちょっと値段をそれこそ高くつけてくれたんだったら分かりますけど、拮抗しておるとかね。全然格差があるでしょう。1億5,000万と、約1,000万引いたとしても2億1,700万円だよ。約6,000万だ。  もし、その法的根拠があるとしたらお示しいただきたいと。ただ、それは法的根拠では……。堂々巡りになりますので、どうぞ、取りあえずまた答弁してください。 366 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 367 ◯市長(村椿 晃君) 繰り返しになりますけれど、契約締結後に入札時に示した基本的な条件を変更することは入札の公平性を担保できないことになります。したがいまして、今回裁判所の判決にも示されておりましたけれど、市としてのやり方は問題はなかったというふうな判断が示されております。代金の減額を和解によって行うというふうなことはできないというふうに考えられます。 368 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 369 ◯8番(松倉 勇君) この判決文の中にはそういうことは一切書いてありません、和解についての話は。ただ、読み上げると、要は相手は無効を申し立てたから、地方自治法238条の4──公有財産ですよね──に従い、少なくとも本件市道の売買契約は無効と解すべきとも思えると。しかしながら、もう開発してから当然市道は市道に戻すんだから、それで問題ないだろうと、一時的なもんだろうという解釈なんですよね、裁判所の解釈は。そこら辺で、和解に応じる話とこれとは全然別物ですよ。  それで、答弁は要らないですけど、市長は今の再入札に先立ち、市道部分を分筆登記されたんですよね。今現在したからこうなっている。しているのだから、入札の公平性を害すると考えられたんですね。保証金返還のときの訴状が届いた時点などで、なぜ認諾書を提出し保証金を返さなかったのか。そうすれば和解もできたわけです。市道部分を分筆登記し、道路法の道路として残す必要性があったからではないかと。  この方は何を考えられるかといったら、今後、最高裁の話にも必然的につながるわけですよね、この後の。だから分筆したのじゃないかという考え方もされるわけですよね。  それはともかくとして、私は裁判官でも何でもありませんので。私が言いたいのは、今日までの失われた期間約3年間と、前回と今回との差額約1億円の損失をどのように市長は考えられているのかお答えいただきたい。 370 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 371 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  私どもの思いとしては、この吉島市営住宅跡地、少しでも早く優良な宅地として、若者をはじめ多くの方に住む環境を提供したいという思いで進めてまいりました。そういう意味で、前回の入札から2年の期間が経過をし、この費やされた期間というのは非常に残念だなというふうには思っております。  ただ、今、差額が損失とおっしゃいましたけれど、損失ではありません。入札の結果、適正な価格として落札をされたものですので、我々とすると、この入札結果を基に速やかに宅地整備を進めていただき、人が住む場所として発展していけばなというふうに思っています。 372 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 373 ◯8番(松倉 勇君) 市長は損失ではないとおっしゃるけど、これは考え方の相違なんですよ。私がこの後言いたいのは、要はそこに努力されたのかと、和解について、そもそも。あらゆる方法を講じて、入札者の方々に了解をもらえば和解は可能だったんですよ。一般経営者なら、それは高いほうがいいですから、誰だってそう考えるでしょう。  結果、今1億1,800万でしたっけ。ということになると、やっぱり1億円の損失かなという考え方を私はします。  何を言うかといったら、市長は産科開設を断念したときから財政再建を唱えられておるんですよね。財政再建を唱えられておったら、余計これはもったいない話でしょう。2億2,700万円で売れれば一番いいことなんですよ。  このように、私が先ほども言いましたけど、無駄にした3年間と、そして貴重な市民の財産なんですよね。吉島市営住宅跡地は貴重な市民の財産であります。その約1億円が私は失われたと思うんです。  そんな努力をなされた結果なら何も言いません。しようがないだろうなと。でも、そういう努力をなされた形跡がないですから。あったら言いませんよ、こんなこと。この期に及んで。  そういうことでありながら、自身はただ市民や職員の方々に財政が厳しいと言われて、市民サービスの低下を招いたり、職員の意識低下ですね。職員にやる気を与えなかったでしょう、多分。はっきり言いますけど。あんまり金がないと言うと職員もやる気がなくなりますよ。そこら辺ちょっと注意してくださいよ、本当に。  もっとみんな元気に仕事をやろうよという意識が向上するようなことをもっと考えてください、本当に。 374 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 375 ◯市長(村椿 晃君) 議員のご指摘のとおりだと思います。しっかりとやる気を持って前向きに仕事に取り組むということに努めていきたいと思います。 376 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 377 ◯8番(松倉 勇君) ぜひその辺、また頑張ってください、本当に。お願いします。  この質問はこの辺でやめておきます。また明るい魚津市の未来を描いていただきたい。私らも全員で描いていきましょう。  次に、清流小学校グラウンド横の駐車場整備についてお尋ねします。  昨年12月定例会にて、この土地は約2年前に購入したものの、他の統合小学校の解体中に発覚したアスベストによる解体費の増額、また、その周辺整備などが先行しているために直ちに予算化できないとのことで、約2年間にわたり先送りされてきました。本年はグラウンドの一部拡張整備と駐車場整備のためであったかと思います。  そこで前回、教育長にいつまでにどのようにやるのか答弁を求めたところ、教育長は平成28年度の開校時に通学バスも乗り入れすることで、保護者や地元から駐車場の整備の要望を受けていた。平成30年に地権者の皆さんのご協力もいただき、北側の海側に隣接する農地を取得し、その約半分を砕石敷設による駐車場として整備を行った。残りの土地につきましてもできるだけ早く整備をしたいと考えておりますので、来年度予算措置に向けて現在協議を行っているとのことでしたので、まずはその当時、私は安堵しておりました。  確かに今年度に残りの部分については砕石で整備されましたが、簡易舗装でもなく、隣地との境界壁もなく、また排水溝もなく、隣はリンゴ畑なんですよね。隣のリンゴ畑に、水が出たらそのまま砕石も流れ込みますよ。壁もなければ排水溝もない。簡易舗装でもない。市当局のやる工事かと、これが。本当に。これは違うだろうと。  グラウンド整備についても、要は取りあえず仮設の工事であるようなごとく、教育委員会かな、私がお尋ねしたら。そのような答弁でしたね。その中の話としては、グラウンドの拡張整備について、これまで伺ったこともない校舎の建て替えも今後考えられるので、グラウンドの整備と駐車場はそのときまで延ばしたいという話も伺っているんですね。出てきているんですね。これは一体どういうことなんだろう。  清流小学校の建て替えってあるんですか。そこら辺ちょっと、教育長、お願いします。 378 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 379 ◯教育長(畠山敏一君) 清流小学校の駐車場の土地につきましては、議員ご指摘のとおり、平成30年度に購入をして、その年度末に一部を整備しております。その後、今年の8月に残りの土地の整備を行いまして、砕石の敷設による駐車場として整備が完了したところであります。  工事に当たっては、隣接の農地に土砂が流れないように配慮して工事を行っております。  それから、現時点で駐車場を簡易舗装すること、あるいは排水溝、あるいは小用水、そういったことの整備を行うことは、今後の敷地の活用が制限されてきたり、あるいは二重投資になったりする可能性もありますので、簡易の臨時駐車場というふうにしたところであります。  ご質問のありました清流小学校の校舎の建て替えにつきましては、まだ具体的には決定しておらず、今後検討していくということになります。 380 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 381 ◯8番(松倉 勇君) これから検討されるものに、あのままの状態で放置されるという教育長の答弁ですよね、今のは。そうでしょう。流れ出ないようにって言われますけど、現場を教育長は見ておられますか。見ていないでしょう。あれを見ていてそんなことがよく言えますよね。
    382 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 383 ◯教育長(畠山敏一君) 私も現場はしっかり見てきております。  それで、隣への流入云々につきましては、まず、今の砕石の敷設というのは、いわゆる舗装とかそういうのとは違って浸透性があるということが1つあります。それから、境界のほうは少し高く押して、そして強く固めてあるというふうに業者の方から伺っているということであります。 384 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 385 ◯8番(松倉 勇君) 教育長も見られたんでしょう。見てこられたんでしょう。高くなっていると伺っているじゃ話が違うでしょう。見てこられたんでしょう、あなた。今、見てきたって言われた。でも、業者から高くなっていると伺っていると。それは話が全然違うでしょう。 386 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 387 ◯教育長(畠山敏一君) 硬くなっているということは、私らはちょっと見た目では分からないんですよ。その硬くなっているということを言っております。 388 ◯8番(松倉 勇君) ちょっと説明します。 389 ◯議長(石倉 彰君) ちゃんと聞くところは聞かんにゃ。 390 ◯8番(松倉 勇君) いや、聞くところって、堂々巡りの話。現場を見られたら分かると思いますけど。 391 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 392 ◯8番(松倉 勇君) 現場は斜めに勾配になっとるがですよ、水が流れるように。畑のほうに向いておるわけですよ、勾配が。高いのは上手、要は学校側、低いのは畑側なんですよ。どうやって流入を止める措置ができるのか不思議で分からんですよ。その答弁はおかしいですよ。 393 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 394 ◯教育長(畠山敏一君) 校舎側から一段下りてまた駐車場になっています。そこからまたリンゴ畑に下りるようになっている。そのリンゴ畑との境目を少し高くして流れないようにしているという、そういう意味であります。 395 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 396 ◯8番(松倉 勇君) 吉島地区をご存じないからそういうことを言われますけど、吉島地区も傾斜になっているんです、全体的に。それで、雨水だろうと全体的に下に下にと流れるところなんですよ。教育長は全然そこら辺を分かっておられんからそう言わっしゃるけど、まず高くなっていませんし、2段になっとるがですね。見られたら分かると思うけど。2段になっとるがですよ。土留めはないから、必然的にいずれそういうふうな水の流れができていく。まして冬になれば、除雪なんかしたら砂利なんか解けてくるでしょう。そうしたときにどういう対応ができるのかという話なんですよ。  だから、そういうことも踏まえてここら辺をきちっと、市長もよく聞いておいてください。ぜひ来年度予算化して、きちっと簡易舗装なり排水溝なり土留め、しっかり対策を講じていただきたい。強く申し入れておきます。  あともう1つ、これは宮野建設部長にお伺いいたします。清流小学校の周辺道路の拡張のための用地取得の状況などをお尋ねいたします。 397 ◯議長(石倉 彰君) 宮野産業建設部長。 398 ◯産業建設部長(宮野司憲君) 清流小学校の周辺道路の拡張のための用地取得の状況についてお答えいたします。  昨年12月魚津市議会定例会では、スクールバスの進入路であります市道吉島六郎丸線及びグラウンド側の市道吉島11号線の2路線について、市としてその必要性は認識しておりますが、一部対象地権者からの理解がまだ得られておりませんとのお答えでございましたので、市といたしましては、通学路における安全対策は重要な課題であるということから、地権者のご理解がいただければ優先的に整備を行っていきたいというふうに考えております。  清流小学校の周辺道路の対象地権者の方には、昨年12月から連絡するには至ってはおりませんけど、今後も引き続き誠意を持って交渉を進めてまいりたいと思います。 399 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 400 ◯8番(松倉 勇君) いろいろ地権者もおられることだから、交渉事も難儀だとは思います。ぜひまめに通って地権者説得を、私らも協力できるところはいたします。ぜひそのようにお願いいたします。  では市長、またそっちの予算化のほうもひとつよろしくお願いいたします。前向きに。  じゃ、私の質問をこれで終わります。        ───────────────────────── 401 ◯議長(石倉 彰君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  なお、明11日に再開し、引き続き市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 5時14分 散会 魚津市議会...